そんな青い空をバックに、鐘楼。
左下側に付随している建物は繊維ホールです。
この鐘楼と繊維ホールは、「ベルギーとフランスの鐘楼群」という名前で登録されている世界遺産です。鐘楼群、というその名の通り、ゲントの鐘楼ひとつが世界遺産なのでなく、この地域の56にものぼる鐘楼たちがまとめられて登録されているとのこと。
ゲントの鐘楼以外の代表的な鐘楼というと、ブルージュの鐘楼とマルクトホール、アントワープのノートルダム大聖堂とかが有名です。
鐘楼の時計部分のアップ。うっ、写真が曲がってる……。
鐘楼と繊維ホールはゲントのシンボルだ、と後に乗った運河クルーズのガイドさんが何度も強調されてました。
鐘楼は内部見学もできますが、それはひとまず後にして、まだ周辺をしばしお散歩します。
こちらは市庁舎! フランボワイアン・ゴシック様式のこれでもかと迫りくる装飾外壁。でも、左奥の方はもう少しシンプルな外壁ですよね。同じ建物なんだけど。こちらはフラマン・バロック様式というそうです。
建築開始から完了まで数百年かかったそうで(ヨーロッパあるあるですね…)、そのため建築様式が混在しているらしい。
市庁舎の階段周りの作り。
ゴミ箱完備。いいことだ。
左下のはクリスマスマーケットの屋台ですね。そう、この鐘楼の周辺や、コーレンマルクト(広場)の辺りは、クリスマスマーケット開催中だったのです。この写真は朝だから閉まってるけど、お昼くらいからぼちぼち営業開始って感じ。お店が開くとかなり賑やかでした。
年明けでもクリスマスマーケットをやっている、というのが今回旅先をベルギーに決めた理由の一つだったので、特に買い物もしないのにやたらとクリスマスマーケット会場をうろうろしてしまいました。
フラマン・バロック様式の面をアオリで。立ち並ぶ太い黒の列柱、その列柱の上部に光る金色の継ぎ目、お洒落でシックで、強権的な威圧感も感じられて、ほんと素敵。
薔薇窓のアップはこんな感じ。遠目だと分かりにくいけどステンドグラスで、アルファベットが刻まれていますね。このアルファベットは何を意味するものなのかな?
市庁舎は、ガイドツアーで内部見学もできたみたいだけどスケジュールが合わなくて断念。内部も色々な様式のお部屋があるそうで、見たかったなあ。
そんでまた鐘楼と繊維ホールの辺りに戻ってきた。無計画にうろうろ…。
何だろう、私はお散歩するならするで、この地域をこうお散歩する、みたいな計画を立てる方なので、気が向くまま同じ場所をうろうろ、みたいなのは珍しいかも。どうも、それだけこの辺りが気に入ったようです。
繊維ホールの煙突から、煙が立ち昇っていたのよねえ。何の煙なのかな? 煙と言えばその昔仁徳天皇が、夕飯時になっても民草たちの家々から炊飯の煙が上がっていないのを見て徴税を3年間免除したというエピソードを思い出します。史実か伝説かはどうでしょうね?
だから何だってわけじゃないんだけど、この時繊維ホールから上がっていた煙は何の煙だったのかしらと思いまして。
繊維ホールの通用門のようなところ。
相変わらず破風が可愛い。そして破風の下、小さいのと大きいのと、揃いの意匠の窓も可愛い。
ゲントは何だか、すごく気に入った街です。
街並みが、とにかく素敵。ロマンチック。
運河。鐘楼。ゴシック建築。ギルドハウス。どうです? このキーワード。あとご飯も美味しい! ベルギーはどこも美味しかったけどな! あ、ベルギーで一番イケメンたち(複数形)見たのもゲント! あまりの格好良さに一緒に写真撮ってもらえませんかって言いそうになったけど、彼らの2.5倍くらいある我が顔の大きさがつらくって寸前で踏みとどまることができました。日本の恥をさらさないで済んでよかったネ。
えー、ゲントの魅力を全然伝えきれていませんが、少しずつ記事にしていくので、ちょっとでも伝わればいいなーと思います。
別にゲントの回し者じゃないのですが、ゲントに行くかどうか迷ってる人がいれば是非行ってみてほしい(*´ω`*)
運河の両岸に立ち並ぶ、それぞれに美しい立ち姿のギルドハウス、本当に素敵だったのです。
あ、次回の記事もまだぐるぐるお散歩中の記事の予定です。
お前の旅ブログいつベルギー編終わるの? って友人に言われるけど、まだだっ! まだ終わらんぞーーー!!
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