2019年02月21日

ベルギー旅6日目(10) 聖母マリア教会を見学(3)

引き続き聖母マリア教会の内部を見学中です。

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二階くらいの高さの所に設けられた張り出し窓。この奥ってどういうスペースになってるんだろう? 関係者外秘のスタッフルーム的な空間かなと思っていたのですが、先日本か何かで、教会には高貴な方(領主とか)の専用の礼拝スペースがある場合があって、高貴な方々はその専用スペースにいながらにしてミサに参加できるようになっていたという記事を見かけました。そこに映っていた写真がこんな感じだったので、もしかしたらここもそういうVIPルームだったりするのかもしれません。

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全体を撮るとこんな感じ。美しく装飾性が高い造りです。それにしてもドアが高いところにある。

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可愛い。でも、ほんとに高いところに造られている。私のようなチビスケには踏み台がほしいところだ。

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こちらの教会は内陣の中も直接足を踏み入れて見学できるようになっていました(入れないところは分かりやすくロープで区切られていたので安心)。観光客の見学を許している教会でも、内陣の方まで入れるところばかりではないので貴重な体験!

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演壇(という言い方でいいのかな)の真ん中から真っ直ぐ入口の方を向いて立つとこんなふうに見えるのですね。

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内陣の装飾もこんなに間近に見られます。ずらりと並ぶご関係各位の紋章たちは色も鮮やか。

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外から見た時、多分塔にあたる部分かな、と思って撮りました。この写真だと飛んじゃってあまり分からないけれど窓ガラスは宗教モチーフのステンドグラスです。

さて、こちらの聖母マリア教会はとあることで有名だそうです。その有名ポイントは2つあって。
@ミケランジェロによる「聖母子像」があること。
Aブルゴーニュ公国時代の領主シャルル突進公と、その娘で最後のブルゴーニュ公国君主マリー・ド・ブルゴーニュの霊廟があること。

しかし、私は、私は、なんと見学するとき@のことを知らず、聖母子像をスルーしてしまったのでした。見かけたかどうかも定かでない。あああ予習が足りないから…。
ミケランジェロの真作なんてなかなかそんなに見られる機会もないというのに……。

なので@は飛ばしてAへ進みます。Aはちゃんと予習してたから知ってた!

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こちらはお二人の霊廟。向かって左側がお父様のシャルル突進公、右側がマリー女公のお墓です。
マリー女公のことはこの記事とかで以前触れたことがあります。広大な領地と豊かな財を持ったシャルル突進公の唯一の後継者で、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の奥様。この人の息子がバカと美貌で有名なフィリップ美公、その配偶者が狂女として有名なカスティーリヤ女王フアナ。ヨーロッパってほんと、ひとつの国だなあ…と思いますね。

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マリー女公のお姿。豪奢な王冠、衣装などからもブルゴーニュの豊かさが伝わってきます。大きな公国の跡取り娘となるとまさにプリンセスオブプリンセスって感じで、そのお暮らしぶりは私には想像もつかないですなあ。

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女公のお足元には貞節を表すワンコ像も付き従っていました。マリー女公のお墓はゴシック様式で作られているとのこと。

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こちらはお父様のシャルル突進公。シャルル突進公の時代のフランスはまだフランス王によって全土が統一されておらず、シャルル突進公は当時のフランス王ルイ11世の最大のライバルだったようです。生前、フランス王国とは激しく対立し、何度も戦争してフランス軍をボコボコにしていたらしいです。武闘派。でも結局ブルゴーニュ公国はルイ11世によって侵略され、実質的にはシャルル突進公の死と同時にブルゴーニュ公国の領土はフランス王のものにされてしまったみたいですが…。

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武闘派なだけあって、お墓の上の彫像は鎧姿。でも戦い終わってということか、兜や籠手は外されていました。

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娘さんのマリー女公の場合は可愛いワンコが足元に付き従っていましたが、そこは突進公とか豪胆公とか綽名される武闘派だけに、付き従うのは勇壮なライオン。太い前足に鬣も豊かで、何とも強そう。

夫婦でなくて父娘で並んで眠っているのはもしかしてちょっと珍しいかも? でもマリー女公と夫のマクシミリアン1世は大変仲睦まじい夫婦であったそうで、早世したマリー女公に遅れること約40年、マクシミリアン1世が亡くなった際には心臓はブルージュへ送られて、こちらのマリー女公のお墓に一緒に葬られたそうです。



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posted by 綾瀬 at 23:14| Comment(0) | 16年12月ベルギー
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