2018年11月23日

ベルギー旅5日目(19) ブルージュを夜の探検

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どこか分からないけど夜の市街をうろつきまーす。つってもそんな遅い時間帯ではないのですが。7時か8時か、それくらいだったかと。

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似た造りの建物が左右に位置し、その真ん中に橋と小路がかかっているという見目麗しき街づくり。
このブルージュもゲント同様、運河の街。街中に運河が張り巡らされ、入り組んだ小路や水路が多い。当然、その上にかかるちょっとした小さな橋も数多く、歩いているだけで楽しい。

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この彫像が飾られている、入り口上部のスペースのことをタンパンとかティンパヌムとかいうそうです。その周囲の縁取りはアーキボルトと。で、こちらの入口のタンパンにはかなり年季の入った胸像がででんと鎮座ましましている。さて、どなた様か。このお宅にどんな由縁がある方か。気になるけれど解はなく、妄想は膨らむ。正直男性か女性かもよく分からないけど。多分男性かな…。ローマ風の彫像だ。

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こういう建築物のことを何て言うんだろう。分からないけど、建屋自体は個別に別れていて、二階や三階などの中空で渡り廊下で繋がっているの。連絡通路と言ってしまうとあまりに情趣に欠けるので、何か雅な呼び名があるといいのだけど。呼び名はともかく、こういう造りってほんと大好き。ヨーロッパのお家にはちょいちょい見かけますね。

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そんでその連絡通路(情趣無し)の下をくぐって進むと、また建物に四方を囲われた中庭的広場に辿り着きました。こういった、建物に囲われた小広場みないなのがあちこちにある、複雑な街の造りです。いいねえいいねえ。

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今自分がどこにいるか知らんけど、立派な建物がぐるりと周囲を取り囲んでいるので、きっと何か有名な観光スポットだろうと思う。明日か明後日か、明るい時にもう一度来よう。

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その立派な建物の小さな戸口。小さい、といっても立派な造りで、石段も丁寧に半円形かつ相似形に造られていて、職人の丁寧な仕事が窺えます。そしてタンパンには紋章が飾られています。

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紋章のアップ。
中央の獅子の紋章を、左右から動物たちが支えている。向かって左側のは獅子でいいと思う。右側のは…熊? かな?? うーん、違うかな??? 空想上の生き物かも。
と思って後に調べたところによると、やっぱり熊で合っていた。伝説上の熊で、ブルージュ最古の住人と言われているそう。

伝説の内容はざっと下記の様なもののようです。
9世紀の昔、フランク王国の大貴族フランドル伯ボードゥアン1世は西フランク王国国王にしてローマ皇帝の、禿頭王と呼ばれたシャルル2世(カール2世)の娘、ジュディトを誘拐して結婚(……)、王の許可を得ないで結婚したため罰として二人はフランドルの僻地へ追いやられる(王の処罰を恐れて逃亡した先がフランドルだった、という説も)。その地では凶暴な熊が住民たちを圧迫していたが、そこは鉄腕伯の異名をとるボードゥアン1世、見事熊を斃して住民たちを救ったのでした。それを記念して住民たちは熊を剥製にしてボードゥアン1世に贈り、以来その熊は「フランドル最古の住人」と呼ばれてきたそう。

熊は土蜘蛛、つまり先住民族を指しているのでしょうね。多分。

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黄色いライトアップは黄金を、富裕なるフランドルを想起させる。その富裕なるフランドルのイメージは何故か、容易に寂寥に結び付く。美しく豊かな土地で、長い歴史も持っている地域だ。それがどういうわけか、ほの寂しさに繋がっていく。過去の栄光に目を向けるが故の、これはもしかしたらいささか失礼な感慨かもしれない。でも、寂寥という言葉の重みに耐え得るだけの力を感じさせる国だとも思う。

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美しい街灯。蔦を象った瀟洒な細工が素敵。

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これも何だか由来のありそうな建物だ。入口のアーチが3つもある。
それと、木製の(多分)鎧戸の格子がすっごく可愛い! アーキボールトの外側の装飾もおおらかな感じがして良い感じではないですか。また明日以降の再訪が楽しみ(*'▽')

そろそろお腹が空い…てはいないが、ぼちぼちご飯をゲットしないとお店が閉まってしまうかもしれない。というわけで広場を離れて、もう少し飲食店や土産物店などの多そうな通りに足を向けます。


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posted by 綾瀬 at 11:44| Comment(0) | 16年12月ベルギー
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