本日の夕方にはゲントを後にして最後のデスティネーション、ブルージュへ行かねばなりません。天井のない美術館と言われるほど美しい古都ブルージュは勿論楽しみなのですが、ゲントが気に入りすぎてしまって街を出たくない気分でもあり……。
そんなことを言っていても仕方ありませんので、前日食べきれずに残ってしまったチェリーを朝ご飯とし、観光に出かけました。
朝、っていっても10時か11時くらいだったかと思います。相変わらず朝の遅い女である…。
しかし写真だけ見るとまるで早朝のようだ。日本だったらこの空の色はかなり早めの朝の色だよね。
落ち着いた、美しいヨーロッパの街並みです。
橋を渡る途中。白さの際立つ右側の家々が可愛い。屋根の色が苔むしたような色なのも趣深いね。煙突があるのもグッド。実際、お家に煙突があったらメンテナンスが大変だと思いますがロマンではある。
ちなみに反対側はこんな感じ。わりと近代的な(?)街並みです。この日はその、わりと近代的な辺りをよく通りました。伝統的な古風な街並みと近代的な街並みが混ぜこぜになったような感じで、これはこれで面白い。
もしかしたら京都のやや住宅街寄りの方の街並みなんかも、外国の方から見たら同じように感じられるのかな。
そんな感じの街をお散歩しながらふらふらと目的地に向かって歩きます。右側の朱色の建物可愛い。
↑の写真の通りも、古風な建物とそうでもない建物がいい感じに立ち並んでいます。
アールヌーヴォー風の建物が並んでいました。クラシカル、ではあるけれど中世風ではない。歴史の長い街だけに、色々な建築様式の建物がありますね。
左側に見切れている張り出し窓もお洒落で可愛いぞ。
んで、中世風で、結構くたびれた感じの建物。何のお店かな。もうちょっと近付いてみてみればよかった。建物前面の装飾が凝っていて、窓枠の赤がキュート。
そんでもって建物の側面には、何か、いた。二階に相当する場所なので、結構高い位置。
どなた様か不明ながら、この方専用の壁龕が設けられている通り、なかなかの実力者とお見受けします。
ヨーロッパって時々こうやって建物の側面とかに壁龕が作られて像が飾られているよね。キリスト教的なモチーフならまだ分かりやすいけど、こちらの像は一体どういった由来でこちらに鎮座ましましているのか…。はて。
この建物が気に入ったのでやや引きで2連続。
ギザギザ屋根のファサード、立ち並ぶ縦長の窓ガラス、謎の像…。
素敵だな! 優美なアールヌーヴォー風の建物も連なっていて、本当に可愛い通りです。
こういう可愛い通りがあちこちにあるんだもん。たまらんわ!
そんでもってそういう素敵な建物は現在ではお店屋さんになっているところが多く、いちいちショーウィンドーを冷やかして歩いているものだからなかなか目的地へ辿り着きません。亀のような歩みです。
んでねえ、歩いている途中、素敵な生地屋さんがあったのよ。
何が素敵って、鶴。
正月から縁起いいじゃん! と気に入ったらしく、何故か2枚も写真を撮っているのであった。
しかしこの布地を生活の中に取り込むにはかなりのハイセンスが必要になるのではないかと思うのである。
王侯貴族の宮殿なら、チャイナ趣味の一環として逆にイケそうだが。
とか言ってるから本当になかなか目的地に到達しない。
のんびり気ままな朝のお散歩です。
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