2017年09月30日

ベルギー 奇想の系譜展 へんてこだけど面白い

ベルギー 奇想の系譜展に行ってきたよ。という記事です。

この記事を書いている現在は既に展覧会の期間は終わってしまっているのですが。
2017年7月15日-9月24日まで渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで行われていた、ベルギー奇想の系譜展を見に行ってきました。

公式サイトはこちら
トップページの絵からしてインパクトがすごい・笑
大好きボス工房。

私のお気に入りのボスの工房の絵画やブリューゲルの版画が沢山展示されていて、とっても楽しい展覧会でした。タラ夫もいたし(着ぐるみじゃなくてネタ元の版画ね)。中近世の絵画だけでなく、近現代の絵画やオブジェクトもありました。

紹介したいならせめて期間中に記事を書けって感じですよね。すみません…。

本展覧会は、15世紀頃の中世末期にベルギーを中心として興った、写実的でありながらグロテスクでもある幻想的な絵画の系譜を現代に至るまで年代順に辿ってゆくというもので、ベルギー古典美術館でボスの変な絵(失礼)に魅せられた私は是が非でも行かねば! と勢い込んで若者の街SHIBUYAへと向かったのでした。

宇都宮と兵庫を巡回してからの渋谷だったので、近場でも開催してくれて嬉しいことこの上なし。宇都宮でやってたのは知ってたけど(そして渋谷でやるのは知らなかった)、ちょっと遠くて行けないなーとがっかりしていたので。

ま、それはさておき、「奇想の系譜」「へんてこだけど面白い」と謳うだけあって、キモカワだったりキモオモシロだったりな絵画が目白押しでした。

やはり白眉はボス。ボス工房。
公式サイトのトップページの絵でもある「トゥヌグダルスの幻視」は、ボスの生前にボスの工房で制作されたと思われる絵画だそうです。丸々本人の真筆ってわけじゃないのかもしれないけど、パッと見ただけでも相当にキモオモシロ。で、案の定相当気に入ってしまいました。公式サイトの「みどころ」に全体図があるので是非見てね。

中央に鎮座する、うつろな目のでっかい頭。きもっ。鼻から金貨・銀貨出てるし。キモくて目が離せません。好きってことさ。
そのキモい頭部の鼻から出てくる金貨銀貨の桶に埋もれてるのは堕落した「邪淫」な修道士や修道女たちだそうな。
桶の手前、サイコロに座りつつ悪魔にぶっすり刺されてるのは「貪欲」。
そこから右側に向かって、外側が白い球体の中にいて、無理矢理飲まされてるのが「大食」、その奥で刺されて死んでんのが「激怒」。大食の罰に無理矢理飲まされまくり、激怒の罰に更なる激怒によって報われ刺されて死ぬ。私も激しやすい性格なのでこーならないように気を引き締めようと思いました。まる。
その上の、赤い綺麗なお布団をかぶって天蓋付きベッドに横たわっているのが「怠惰」。悪魔たちに囲まれてます。私も朝起きて、会社に行かなきゃいけないんだけど行きたくなくて目ぇかっぴらいたまま起き上がれず今日会社休もうかなーって考えてる時はこんな感じ。我が身につまされることよ。
左側に行って、上の方、白い仮面のコミカルなちびに何か訴えかけられているのは「傲慢」。このちびの白い仮面は死者の面だそう。へえ。美人やら才女やらがその報いとして傲慢の罪を受けるというのは小町零落伝説、清少納言零落伝説とかと一緒で世界中どこにでもあるもんですね。
んで、「傲慢」のすぐ下、暗がりに倒れて蛇にまとわりつかれ、犬に体を喰らわれているのは「嫉妬」の罪を受けるアダムとイブだそう。

そんな感じで7つの大罪の要素を盛り込んだキモカワイイ絵。
画面中央、やや左下あたりの口がラッパになってる悪魔も可愛いし、でっかい頭のてっぺんで何やらご機嫌そうな様子で麦穂(かな?)を掲げてるフクロウぽいのも可愛い。その隣の白いのはよく分からん! が、キモオモシロイと思うよ。さらにその隣のおサルっぽいのも可愛いね。

この絵のことばっかり言ってるけど、他にも気に入った絵がいっぱいあった。
今まで、あまり近現代の絵画には目を向けてこなかったんだけど、気に入ったのが意外と象徴主義やシュールレアリスムで、もっと他にも見たい! って思ったんだよね。
気に入ったのはロップスの「聖アントニウスの誘惑」(おっぱいが見れる)、「舞踏会の死神」(おっぱいは見えない)、「娼婦政治家」(おっぱい有)や、デルヴォーの「海は近い」(おっぱい有)、アンソールの「ゴルゴダの丘」(嫌いな奴を絵に登場させて悪役をやらせた上にそいつの名前を実名で絵の中にデカデカ書く、因みに自分はイエス・キリストの役をやる、などのナイスプレー)、ヌンクの「運河」(廃墟の絵なのでエロなし)、「黒鳥」(黒鳥さんの絵なのでエロなし)、サードレールの「フランドルの雪」(フランドルのそらおそろしくなるような風景の絵なのでエロなし)などなど、おっぱいが見たかっただけなんじゃないかという気もしないではないのですが、綺麗なチャンネーの絵は好きなのだからしょうがない。
「海は近い」はポストカードも買った。お家で見たかったので。ポストカード、あまり買わない方だから自分でも珍しいなって思った。
でもチャンネーばかりじゃなく風景の絵も好きだよ。犬がいるとなおいいね。今回は犬いないけど。
あと、ベルギーで見そびれたクノップフの作品もいっぱいあって、とにかく満足! 充実した展覧会でした。

IMG_4435.JPG
お土産いっぱい買った。真ん中らへんやや左寄りの小さめのクリアファイルの絵が「黒鳥」です。綺麗なグリーン!
何故ベルギー製キッチンタオル(左上ね)まで買ったのかは、まあ財布の紐が緩んだということで。そしてマグネット4つも買ってるしね。いいの冷蔵庫に貼りたかったから。
右下で見切れてるのが「海は近い」のポストカード。この絵本当に素敵だった。私が大富豪だったらお家に飾りたい。でもきっと、飾ったら落ち着かないね。不安になる。シュールレアリスムですからねえ。でもレプリカでいいから欲しい。いいから、なんて言える身分じゃないだろーけど…。レプリカっていくらくらいするものなんでしょーか…。

素敵な展覧会の企画をどうもありがとうございました!

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posted by 綾瀬 at 00:37| Comment(0) | 雑記・その他
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