そうこうするうちにミサが終わったようで中からどっと人が出て参りましたので、そろそろ中に入っていいかなあと様子を窺うと、そこにいたおじさんに「どうぞどうぞ」みたいな手振りで入口を示されたので、内部を見学させてもらうことにしました(しかしおじさんは聖職者さんでも職員さんでもなさそうな感じだったが…。でもま、中へ入るとWelcomeと書かれたボードが設置されるところだったので、OKだったのでしょう)。
これはまだミサ中、外周をうろついている時に撮った写真だったかと思いますが、入り口大きいなーと思って撮りました。身の丈の倍くらいまでドアがあるぞ。教会の入口って大きいところが多いですよね。
さてさて、フランボワイアン・ゴシック様式の聖堂の特徴として、天井のアーチが扁平なことやステンドグラスが華やかなことなどがあるそうです。こちらのノートルダム・デュ・サブロン教会も、大きく壮麗な薔薇窓が有名です。
遠目より。
薔薇窓の手前には小舟の像が置かれています。これは14世紀、アントワープに住む女性がお告げに従ってマリア像を船に乗せてブリュッセルに運び、教会の庇護者に捧げたという伝承(故事?)によるものだそうです。
少しアップに。
更にアップに!救世主を抱くマリア様。
「我らの貴婦人」、聖母マリアを称える、本当に美しいステンドグラスです。
でもステンドグラスはこちらの薔薇窓だけでなく、というかむしろ殆ど全ての窓がステンドグラスです。
二階部分から吊り下げられるような形で設置されたパイプオルガンを左手に見つつ。
一つ一つの窓がとても大きい。そしてその全てがカトリックの聖人たちを描いたステンドグラス。
引きで撮ると白くなってしまうので頑張ってアップで。本当に色鮮やかです。ただ、アップで撮るとそれはそれで光の入り具合が何だかよく分からなくなってしまいますね。実物は、鮮やかかつ外から差し込む光に彩られて、本当に幻想的な美しさなのです。
以下、ステンドグラス写真を何枚か。
窓の上半分にフランボワイアン様式の装飾が施されているのがよく見えます。
引きの一枚。
聖母に捧げられた教会だけあってこちらもセンター・聖母マリア。
青を基調としたステンドグラスは、聖母マリアを示す青い衣装からの着想でしょうか。思えば、全部ではないですが、青をベースに置いたステンドグラスが多かったです。
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