2017年06月15日

ベルギー旅2日目(25) ホテルまでの長い帰途とカウントダウン

さてさて、あちこち封鎖されているせいで遠回りしながら何とかホテルへ向かう大通りへ出ることができました。自動車の通行は遮断され、歩行者天国状態なのですが、完全にイモ洗い状態。

人と人と人と人ととにかく人でぎゅうぎゅう詰めです。日本人としてもちんちくりんの私など完全に埋もれて前が見えません。下手すると頭上塞がれるレベル。それでも迂回路はないので、何とかこの人の塊が前に進むのを待つしかありません。でもこれが、進まないんだな…。

なんでこんなに人が密集して、しかも前に進まないかというと、なかなか頻繁に検問ポイントが設けられていて、ひとりひとり軍人さんによるボディチェック&荷物チェックがあるからなのです。いや最初はそれさえ全然見えなかったけどさ…。

何メートルおきくらいかなあ。100〜200メートルおきくらいにあるような気がしました。だからやっとチェックが終わって前に進んでも、またすぐ次の検問ポイントの大渋滞というわけです。

女性の軍人さんもいて、女性はそちらのレーンに誘導してもらえますが、数が少ないのでどちら(男性軍人さんレーンと女性軍人さんレーンね)に進んだ方が早いかっていうと、どっちでも変わらないくらいだと思います。私は別に男性の軍人さんでも構わんのですが、何となく誘導されるがままに女性レーンへ…。
必ず「ガラス持ってない?」って聞かれましたね。持ってない。最初眼鏡はガラスに含みますか?って思ったけど含まれなかった…。多分ビール瓶とかね、気にされてたんだと思います。

そんなこんなで、劇場からホテルまで長く見ても20分くらいで帰れると思っていたところ、1時間くらいかかってしまいました。
寒いし心細いしぼっちだし、だいぶん疲れてしまいましたが、警備のためですから仕方ありません。軍人さん、経路誘導のスタッフさん、お仕事お疲れ様です。ベルギーはEUの本部もあり、卑劣なテロの標的となったこともありますから渡白前は少し不安なところもあったのですが、特に首都ブリュッセルは厳重な警備体制が敷かれており、安心して過ごすことができました。
本当は厳重な警備なんかなくても安心して過ごせるような時代が来るのが一番ではありますが…、それはなかなか難しいでしょうね。
とにかく、多くの方の尽力によって、安全を保つ努力がなされていました。

そしてホテルのお部屋に戻ってようやく気付いたのですが、私のお部屋のすぐ前、ニューイヤーのカウントダウンの会場だった。

う、うるせー! 浮かれて騒ぎおってからにー!!
大音量で音楽も流されております。でも我が家(クソ田舎)の夏祭りの際のジャリども(イキってる中高生)のギャハハハハーみたいな馬鹿騒ぎに比べたら穏やかなもんでした。

そうこうするうちに0時がやってきました!
ドーンと音がして…

IMG_0439.JPG
花火ー!

IMG_0447.JPG

IMG_0451.JPG
なんかやたらショボい写真でスミマセン。iPhoneちゃんとわたくしの腕ではこの写真が精一杯でした。
実際より貧相な花火に映ってしまい各方面に申し訳ない…。

15分くらいかな。花火がテンポよく打ち上げられ続けました。
そう言っても、日本の夏の花火大会のような大輪の花火が次々打ち重なっていく、というような感じではないです。小ぶりの花火が単発か、多くても2,3発くらい重なってポンポンと打ち上げられる感じ。形が珍しいとか、途中で色が変わるとか、そういう変わり種系もないです。
なので小規模といえば小規模な打ち上げでしたが、こんな街中で花火が上がるとは思っていなかったのでなかなか面白かったです。

花火が終わると拍手が起こり、音楽もいつの間にか終わっていたので(花火の前に終わってたかも)、辺りには人の生み出す喧騒だけが残っていました。まー、うるさいといえばうるさいものの、奇声発声するアホとか爆竹鳴らしまくるアホとかはいなかったので穏やかなもんです(また言ってる)。
この間にお風呂に入りまして、就寝する1時過ぎにはその喧騒も殆ど治まっていました。
疲れていたのでぐっすり寝ました。


にほんブログ村ランキングに参加しています。
もしよかったら応援のポチをお願いいたします。1日1回まで有効です。


posted by 綾瀬 at 23:33| Comment(0) | 16年12月ベルギー
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: