今度は違う方角へ向きを変えました。こちらはグラン・プラス北側に位置する王の家です。といっても実際に王様が起居したことはないそうな。グラン・プラスの建物の中で一番気に入りました。今は博物館になっています。
気に入ったので別の角度からも。
アップ3連チャン。屋根の突端や、全体的な装飾のぎざぎざした感じがとても好きです。細長いラインの列柱が等間隔に並んでいる構造が優美で、外廊下形式なのもとても良いです。真っ白でなく、グレイみを帯びた色調も綺麗でした。
今度は南側を見てみます。屋根のてっぺんの金色の彫像が一際目立つ真ん中の建物はビール博物館だそうです。時間がなくて入れなかったけど…。
ところで、この写真の向かって一番右側の建物は「星」と呼ばれている、昔のお偉いさんのお屋敷だそうです。この建物の側面に、ブリュッセルの英雄として知られる(とのこと)セルクラースという方の像が取り付けられています。この彫像を触ると幸運に恵まれるということで、早速行ってみたのですが、丁度イタリアの団体ツアーさんとかちあってしまったのでまた後でもう一度来ることにしました。
ビール博物館の建物(「黄金の木」という何とも景気の良い名前のギルドハウスです)のてっぺんの方のアップ。こちら様、果たしてどちら様なのでしょうか。勿論、ここは昔ビール業者さんのギルドハウスでした。あと、絨毯業者さんもこちらのギルドハウスに入っていたようです。
「黄金の木」の正面に綴られているお言葉。読めません…ぐぬぬ。何と書いてあるんでしょうか。
このギルドハウスの名前は「白鳥」だそうで、元は酒場・お肉屋さんのギルドハウスだそうです。誇らしげな白鳥さんを撮っておきました。
広場はこのように、折り重なるような勢いで隙間を埋め、迫り出すようにして並び立つ建物たちにぐるりと四方を囲まれています。
でもこちらの東側は、どどんとブラバン公の館に殆ど一面を占められています。でかいぞ。といっても内部は複数の区画に区切られているようで、複数のギルドのギルドハウスが入居していたようです。
金彩の施されたファサードの浮彫が綺麗だったので撮りました。戦車に乗った女神様でしょうか。
そして今度はまたちょっと向きを変えて、再び北側。丁度、手前の茅葺の建物に隠れているあたりにゴディバがありました。た、多分。
こちらも建物のひとつひとつがギルドハウスで、現在はそれぞれ楽しいお店になっています。
ベルギーでゴディバといえば、イチゴのチョコレートがけです。その名の通りイチゴにチョコレートがまぶされている、思い浮かべるだけで素敵なおやつなのです(写真は適当にググってくれ)が、私は今回の旅行中、何度かそれが販売されている光景を見かけたにもかかわらず、食べませんでした。
何故かと言いますと、寒かったからです。このくっそ寒いのに外でイチゴなんか食べたらもっと体冷えるだがや! 食っちゃあいけねえだ! と自分を律し、我慢しました。
いや、本当は食べたかったのです。でも、寒いから食べたくない。
矛盾する二つの心に翻弄されましたが、寒さが勝ちました。
でも本当は食べたかったのです。お洒落に写真とか撮りたかったのです。
でも負けました。寒さのあまり、野外でイチゴを食べている自分の姿を思い浮かべるだけで凍えました。寒さには勝てませんでした。ナポレオンだって負けるくらいだししゃーない。ここはシベリアではないけどね…。
でも、帰国後になって思うと、やっぱり…食べておけばよかった…!!
無理してでも食べておけばよかったです。
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