2017年01月25日

ベルギー旅1日目(3) ホテルの豪奢さよ

前回の記事でようやくブリュッセルセントラル駅へ到着しました。長っ。なかなか観光まで辿り着きませんねえ。といいますかそもそもひとつの記事が長い。もう少しさくさく進めますね。

さて、今回の旅行で最初の2泊滞在するのはなんと五つ星のメトロポールホテルです。
最寄りのDe Brouckere駅までメトロで向かいます。向かい…向か……。
えーと、国鉄のセントラル駅とメトロのセントラル駅とでは地下通路で繋がっているのですが、私はそれが分からず一旦地上に出て外の道からメトロの乗り場へと向かってしまいました。ちなみに地下通路はその後、メトロのホームが分からずうろうろうろうろしているうちに発見しました。

ま、地上からでもメトロには行けますよ! たとえ道がガッタガタの石畳でスーツケース様に多大な負担がかかろうとも…!
ヨーロッパなので当たり前なのですが、やっぱりどこも石畳が多いです。しかもかなり石が突き出した、かなりガタガタ度合いの激しい石畳です。心持ち常にスーツケースを若干持ち上げ気味にして過ごしていました。だってすぐ壊れてしまいそうで。道にはあちこち穴開いてるしさあ。朝は凍ってるしさあ。

そんなこんなで多少苦労しながら地上からメトロの乗り場へ。心の友はGoogle Mapです。オフラインでもGPSで自分の位置が分かるので、地図を読むのがへったくそな私でも心強い次第。その後もずっとGoogle Map片手にベルギーをうろつき続けるのでした。

それでせっかくやって来たメトロなのですが。えーと、ホームが分からない。というか、路線が分からない。
えーなんで? 路線図を見てもDe Brouckere駅が見当たりません。

…ないのかなあ。De Brouckere駅。

ないわけないだろう。多分乗り場が違うんじゃないかな。
と思い、近くに別の路線の乗り場がないか、スーツケースを引きずってうろつき回ります。地下鉄との直通通路もこの時見つけました。ですが、De Brouckere駅に繋がる路線は相変わらず見当たりません。ていうか、他に乗り場なんてありません! 最初に辿り着いた乗り場だけです。1番の路線と5番だか6番だかの路線の2つのみです。多分。

実は私は、De Brouckere駅の停まる路線名を調べていませんでした。複数の路線が停まりそうでしたし、分からなければ駅で路線図を見ればいいと思っていたのです。
でも路線図にはない…。メトロで行けると思っていたのは勘違いだったのかもしれません。

結論を言いますと、勘違いじゃなくて見つけられなかっただけ!

純粋に路線図を見落としていたか、もしかしたら路線図は簡易版で主要駅しか表記されていなかったのかもしれません。その証拠に帰りはちゃんとメトロでセントラル駅まで来たもん!

でもこの時はそんなのは分からず私の勘違いかなあと結論づけ、なんかもーめんどくさくなったのでタクることにしました。これで何度も何度も同じ道を行ったり来たり、つまり同じバスカーの方の目の前を行ったり来たりするのもおしまいです。さすがに4回目くらいにはいかに厚顔無恥な私でも恥ずかしくなっていました。東洋人は数が少なくて目立つし、「こいつまた通ってるよ」と思われても無理もありません。

タクシー乗り場は国鉄駅を出てすぐのロータリーの端っこの辺りにありました。ちゃんと標識が出ているので分かりやすいです。
真冬のヨーロッパの切り付けるような寒さに直面し、若干持ち上げ気味にスーツケースを引きずりながら乗り場へ急ぎます。衣服に覆われているところは、まあ平気なんですよね。ただ、剥き出しになっている頬が大変寒いです。
そしてこの時、私は気付きました。

コートにフード取り付けるの忘れてきた。

あほーですな。
今回の旅行で着ていったのは普段会社行く時も着ているロングダウンです。大変あったかです。でも満員電車に乗るのにフードは邪魔なので普段は取り外していたのです。それを、絶対取り付けてベルギーに行こうと思っていたのに案の定忘れてきたのです。
これはかなり大きな失敗でした。氷雨がちらつくことも多い冬のヨーロッパです。雨が降っていなくても、湿気の少ない、切り裂くような厳しい空気に肌は晒され続けます。頭に一枚の布さえあれば…できればもこもこのダウンやふかふかのフェイクファーでもあれば…! と思うことはその後多々ありました。フードひとつで寒さというか、痛さが全然違うと思います。
それでも私は今回の滞在中、意地でも帽子を買いませんでした。欲しいと思った帽子が180ユーロもしたからです。ケチな私は雨が降った時は持って行ったマフラーを頭にぐるぐる巻いて、イメージ的にはヒジャブをまとったお嬢さん、しかしてその実態はなんつーか泥棒?みたいな感じで、とにかく急場を凌ぎましたとさ。いや、さすがに顎の下で結んだりはしてないけど。。。

話がずれましたが、そうして空気の違いをまざまざと思い知りながらタクシーに乗車します。私が近付くと、すぐにドライバーさんが下りてきてスーツケースをトランクへ入れてくれました。
そしてメトロポールホテルへ。ドライバーさんがフランス語対応のみで(ついでに言うと私は日本語対応のみだし)、私の発音ではメトロポールホテルが通じず、携帯でホテルを見せることで連れて行っていただけました。
5.5ユーロくらいの近距離でした。ベルギーは結構タクシーが高いのにそれでこの値段ということは本当にかなり近かったのです。ドライバーさんに悪いことをしてしまいました。ベルギーでは基本的にはチップは不要で端数を切り上げて渡すくらい、と聞いていて、実際にその通りだったのですが、この時の私は例えば10ユーロ札を渡して3ゆーろばっくぷりーずとか言うだけの頭が回らず、失礼ながら小銭を搔き集めて7.5ユーロくらいを彼に押し付けて「ゆーきーぷ」という謎の言語(言いたかったのはKeep tha change.である)を駆使することしかできませんでした。でも彼もフランス語対応のみで「めるしまだーむ^^」って感じだったのでまあ…許してください。

実はホテルの前の大きな道は工事中のようで自動車は中に入れず、タクシーはホテルから少し離れた場所に停まりました。ドライバーさんはそれを私にフランス語で説明し、フランス語でホテルの場所を説明してくれるのですが悲しいことにシングルランゲージ版のパッケージ製品(カスタマイズ不可)みたいな生き物である私には最初、何を説明されているのか分かりませんでした。ただ、彼が窓の外を指差して教えてくれるので、2度目でやっと私もホテルの位置が分かり、ここでようやく彼の説明している物事を理解したのでした。

とにもかくにもお礼を言ってタクシーを降り、降りて徒歩2分くらいのホテルを目指します。ホテルの目の前の、本来道路的なスペースには何か大きなステージのようなものがこしらえられていました。
「何かイベントでもあるのかなー」としか思わず、粛々とホテルの中へ入ります。この時期に(この日は12/30)イベントって言ったらひとつしかないだろうに何かも何もあったもんじゃありません。察しの悪い生き物です。

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(これは後で撮った写真ですが)(ていうかやたらと斜めっててすみません)ホテルの入口は、自動じゃない回転ドアでした。それだけで格式が高い気がして若干怖気づきつつも、中に入れば事前にExpediaの写真で見た通りの華やかさに、大変心が浮き立ちました。

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きゅ、宮殿…? 舞踏会なの…?
眩い灯りに照らし出された壁の装飾、天井のステンドグラス、アーチの連なる構造…。見ているだけで楽しくなってきます。

クリスマス時期なのでクリスマス的なディスプレイも展示され、大変可愛らしかったです。

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おきにの白熊さん。


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サンタ様。

チェックインカウンターは少し混雑していました。私は4組目くらいで、10分弱くらい待ちました。
特段何も問題なく、カードキーを受け取ってエレベーターの位置の説明を受けます。

これを真面目に聞いていれば…。
英語分からないからってOKOKっつって頷いていなければ…。

チェックインを済ませた私は、とりあえずスーツケースを引きずって一番近くのエレベーターに乗り込みました。どうもスーツケースは自分で運ぶシステムのようです。エレベーターは意外にも近代化されており、カードセキュリティが施されていました。カードを差し込んで、そうするとそのカード情報で許可されている範囲内の階のボタンを押すことができるというアレです。
会社みたいとか思いながらカードを差し込み、私の部屋は3階(日本の4階)だったので、3のボタンを押します。

…無反応。

あれ?と思い、再びボタンを押しますがやはり無反応。カードが上手く認識されなかったかなあと思い、もう一度カードを差し込んだりなんだりしてみますが、やはり何の反応もありません。3階じゃなくて別のフロアなのかなあと最早何の論理性もない思いに至り、適当に2階やら4階やら押してみますがやっぱり無反応。

どうして?と思い、少し焦り始めます。エレベーター自体は動いていないので、「開」のボタンがあれば一回外に出て様子を見るところですが、さすがヨーロッパだけあって「開」「閉」に該当するボタンはありません。

えーとですね。実はですね。
どうも、ホテルは旧館(仮)と新館(仮)のように分かれているようでして、私のお部屋は旧館(仮)だったのですよ。で、このエレベーターは新館(仮)のエレベーターだったのですよ。
よって、私のカードで許可されているフロアなど、この新館(仮)にはなかったのですよ。
チェックインカウンターで説明されていたのはそのことで、だからぱっと見カウンターの最寄りっぽいエレベーターじゃなくてそことは反対側のエレベーターに乗ってねって言われていたのですよ!!!!
道理で係の方の説明と全然違う場所にエレベーターがあるわけですよ。何か場所全然違うんだけど…とか思ってはいたのですが、思ってたのなら躊躇わんかい!

エレベーターの中にひとり閉じ込められてしまいました。「開」「閉」に該当するボタンさえあれば、私はすぐにこの空間から解放されるのです。でも、ないのです。だからドアは開きません。完。
posted by 綾瀬 at 22:02| Comment(0) | 16年12月ベルギー
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