2017年01月20日

ベルギー旅1日目(2) 約束された未来(綾瀬体調を崩す)

飛行機は順調に進路を辿ります。途中何度か目覚めたものの、かなり長いこと寝ていました。きちんと目を覚ましたのは2度目の機内食の頃で、目覚めると頭痛も和らぎ、かなり通常の状態が戻ってきていました。やったね。
というわけで2度目の機内食。
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パンケーキ美味しかったですよ。

さてさて航路も後半に差し掛かり、と言いますか終わりが見え始めてきました。「超高速!参勤交代リターンズ」の続きを見なければなりません。パンケーキを頬張りながら再びモニタの画面を注視します。

ところで今回の空の旅ですが、実は離陸直後からそこそこ揺れておりました。といっても危険を覚えるほどではなくただちょっとガタガタしてるなーってくらいだったのですが。
けれどこの頃、そのガタガタの度合いが少しずつ強まり始めていたのでした。大きく揺れることはまずありません。しかし着実に、強く、長くなっていく…。ガタガタガッタンガタガタガタ…。
美味しくパンケーキをいただき、面白い映画で楽しい時間を過ごしていながら、私は再び異変を感じ始めていました。

そう。

酔ったのだ。

飛行機に。

気圧がどーのとかでなく、純粋な乗り物酔いである。
これはまずい! ということで慌てて食事を途中でやめ、モニタの画面も暗くして(でも後で続きを見るかもしれないから電源は切らない)、目を閉じて気持ち悪さをやり過ごします。
乗り物に乗るのは好きなのですが、元々そう強い方ではありません。といってもすごく弱くもないんですが。でもこの時は子供の時ぶりくらいにひどい乗り物酔いでした。は、吐きそう…。
徐々に飛行機が高度を下げ始めるのが分かりました。えっこんな立ち上がれないくらい気持ち悪いのに着いちゃうの!? ブリュッセルに!? 無理!!! 飛行機降りられない!!!

乗り物酔いが我が身から消え去るよう必死の思いで祈り続けます。全神経をそこに集中します。そんなん考えてるといよいよ酔いがさめないのではないかとも思いましたがもう必死です。
弱まれ〜気持ち悪さよ〜この後荷物受け取ってホテル行くんだぞ〜ひとりで歩くんだぞ〜頼むから弱まってくれ〜健康な私の体よ戻ってこい!!
そんな思いでいっぱいです。2年前にイタリアに行ってグロッキーになった時とどっちが酷かったことか。さすがにイタリアの方かな。今回は乗り物酔いなだけだもんね。
とはいってもつらいもんはつらいのである。乗り物酔いって一度酔ってしまうとあとはもう治まるのを待つしかないから何とか着陸までに少しでも体調が戻るのを、本当にただただ祈るばかり。
こんなに気持ち悪くなるのなら酔い止めを服用しておけばよかったです。今まで飛行機で酔ったことがなかったので、今回酔い止めは持ってきていませんでした。次回からは検討しようと思います。

さて、必死の願いが通じたのか、着陸態勢に入る頃には大分体調も回復していました。頭の重さやぐらぐらするような感覚は残っていたものの、まあ何とか一人で立ち歩けるくらい。結局「超高速!参勤交代リターンズ」は最後まで見られず、そのことが心残りでした。

が、いずれにせよ脆弱な私を乗せたNH231便は定刻より15分ほど早く、無事ブリュッセル空港へと到着したのでした!
沖止めで、ターミナルへはバスで向かいました。

次は入国審査だ! 人の波に付いてパスポートコントロールへ…と思いきや、結構皆さま乗り継ぎが多いのでしょうか。バスにはあれだけ人がいたのに、パスポートコントロール付近はがらんとしています(※って書いておいて後から思ったんですが、EU圏の乗り継ぎならここで入国審査ですよね? じゃあ人が少なかったのは何故なんだぜ…?)。非EU圏パスポート保有者用の窓口は2つ開いていたかと思いましたが、2、3分くらい待ってすぐに私の順番が来ました。つーか2番目だった。
この時私は大層ドキドキしておりました。何か難しいこと聞かれたらどうしよう、きっと全然聞き取れない! 別室送りになったら? 万が一成田に送り返されたら???

勿論そんなの無用の心配で、観光?ビジネス?何日いるの? はいよいお年を。で終わりでしたよ。
さいっしーいん!せぶんでいず!ゆーとぅー!で余裕でした。馬鹿丸出しですね。すみません。
あと2016年12月当時、入国カードは不要でした。

次は荷物受け取りです。受取所に到着すると、程なく荷物たちがぞくぞくと流されてきはじめました。私のスーツケースもあまり待つことなく姿を現し…あ、現し…って、ないじゃん! スーツケースベルトが!! 目印のためにわざわざ今回、可愛くてその分ちょっとお高い白黒ドットのベルトを買ったっていうのに!
スーツケースは無事引き取りましたが、そんなわけでベルトをロストしてしまいました。ありがちですね。でも今回の旅のためにわざわざ購入したのに、おろしたてでいきなり失うのはさすがに物悲しいものがありました。未練がましくもベルトだけ流れてこないかなーとしばらくその場に留まってしまいましたよ。なおベルトは二度と綾瀬の手元に戻ってくることはありませんでした。
こんなことならもっと安いベルトでよかったっていうかベルトいらんかった。

失ったベルトにいつまでも心を囚われていてはいけないのでスーツケースを引きずって歩き始めます。
最初の2泊は首都ブリュッセルに滞在します。ホテルまではまずブリュッセル国際空港からブリュッセルセントラル駅まで列車、セントラルから地下鉄という行程。

空港からセントラルまではICで20分かそこらです。空港内の表示に従い、2階分くらい下のフロアに降りたかと思います。電車のアイコンの表示に従っていくだけなので誰でも簡単に辿り着けると思います。
エスカレーターを降りてすぐに、半透明のドアによって区切られている自動改札機と、その手前に有人窓口および自動券売機がありました。自動改札機の向こうはすぐホームに繋がっているようです。

英語分かんないから極力人と話さないで済むようまずは券売機の方へ向かいました。ヨーロッパにありがちな、コインしか使えない券売機です。ブリュッセルセントラル駅までは8.6ユーロ。到着したばかりの外国人がそんな小銭を持っているわけもなく、といいますか毎回思うんですけどこのお札の使えない券売機って誰が得するんでしょうか!! 現地住まいの人だって8.6ユーロとか毎回小銭搔き集めるのはめんどくさくないでしょうか。人という一番コストのかかるところを省いても、利便性が上がってなければ意味なくないでしょうか。確かにお札が利用できなければお釣りを用意する手間もないかもしれないけどさー、などとぶつぶつ。
でも大丈夫! クレジットカードも使えます。むしろ現地在住の方はクレジットカードが支払いの基盤となっていて、キャッシュを使わないから毎回小銭を搔き集める手間もないのかもしれません。

そんなわけで私もクレジットカード決済でいきますね。まずは英語表記にして、行き先と数量とクラスと日付を選びます。行き先は、主要駅はあらかじめ用意されていてその中から選ぶだけ。楽ちん簡単ですし、もしその中になくても普通に検索するだけのようです。最後に確認画面が出て、次にいよいよ支払いの画面へ遷移します。

…クレジットカードっと。VISAもOK。よし。カードを差し込んで…って。って!!

認識するけど弾かれるー!!

えーなんで! 限度額はまだ大丈夫のはず。なんたって今回の旅行のために一時的に枠を引き上げてるもん。
そんなこと言っても弾かれるもんは弾かれるのである。2回ほど試し、それでもダメだったので別の機械に移って試してみましたがそれも結局駄目。
なのでしょーがないから有人窓口へ行くしかありません。折角英語話さなくて済むと思ったのに。

窓口は別に混雑していることもなく、2,3分並んですぐに私の順番がやってきました。若いおねいさんです。

ぼんじゅー、わんうぇい、とぅーぶりゅっせるせんとらる、わんあだると、ぷりーず。

私の完璧な英語(一部フラ語)は完璧におねいさんに通じ、おねいさんは迅速に切符を発券してくれました。ベルギーの国鉄では有人窓口でチケットを購入する際、特に指定しなければ2等のキャビンとなります。短い道中だし2等で全く問題なし。
しかしお礼を言ってチケットを受け取り、窓口を後にしようとした私に試練が。

おねいさん「ぺらぺーらぺらぺらゆーにーどしてぃうんたらかんたらまっぷぺらぺーらぺらぺらぺらぺら」
私「え?(もう話しかけられないと思って完全に油断して正直何も聞いてなかったけど今マップって言った?)」
おねいさん「ぺらぺーらぺらぺらゆーにーどまっぷぺらぺ(以下略)」(※傍らのファイル立てみたいなのに手を伸ばしながら」
私「(やっぱマップ…!)いえす、ぷりーず!」

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そんなわけで切符とブリュッセルの市内地図を入手することができました。おねいさん親切にありがとう!
左側がその無料の市内マップ。右側が切符。見れば分かる。

かくして再びスーツケースを引きずり歩き出します。切符のこの右側ら辺にあるバーコードを空港駅の自動改札機の読み取り部分にかざします。そうするとなかなか仰々しい大きめの仕切りがなんかやたらと微妙な間を置いてからシュッと開きますので閉じてしまわないうちにいそいそと中へ入ります。
ベルギー国鉄では自動改札機はメジャーではなくて、空港駅にあるこれだけが殆ど唯一の自動改札機のようです。普通は車内での検札。

ホームに着くと、程なくブリュッセル経由ブルージュ行きのICがやってきました。2等の客車に乗り込みます。2階建てでした。今思えば2階に行けばよかったかもしれませんが何となく1階の方へ行ってしまいました。

というかですねえー、客車に入るにはそこそこ段差の激しい2、3段程度の階段をのぼらなければなりません。スーツケースを持ち上げて押し込むのが少し大変でした。いや、そりゃ、ものすごく大変というわけではないですが、足短いしな。日本人の中でもちんちくりんだからな。大変なのですよ。

車内は空いています。乗る前は、乗っている間スーツケースをどうしようかと悩んでいたのですが、悩むまでもなく4人掛けの席に一人で座って自分の足元に置いておきました。皆そんな感じです。

無事ICに乗れたことで少し安心して、マフラーやら何やら外して寛ぎます。時刻は16時前くらいでしょうか。ICは頻繁に発着していてなかなか便利そうです。

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電車から写真を撮ろうとしましたが上手く撮れません。最早何が何だか…。
でも何やらこの家々の並びがいかにもヨーロッパぽい感じで、異郷的なムードが掻き立てられます。気分も盛り上がってまいりました。飛行機の中で酔っていたことなんて完全に忘れています。

そして20分ほど乗るうちに、ブリュッセルセントラル駅へと到着しました!

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綺麗な駅なのに往路での写真は何故かこれ1枚しかありません。この写真では全く分かりませんが天井が本当に美しいのですよ!
ファサードは昔ベルギーの紙幣にも肖像の使われていた建築家ヴィクトール・オルタの作品だということです。
posted by 綾瀬 at 22:39| Comment(0) | 16年12月ベルギー
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