2019年12月05日

ベルギー旅7日目(15) ベルギー旅最後の観光 聖血礼拝堂へ(2)

前回に引き続き、ブルージュの街の聖血礼拝堂を見学しています。

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柱部分のアップ。模様が可愛いなあ揺れるハート 何だかこの辺りの模様はディズニーっぽいというか、本当にお伽話っぽいというか、私がイメージするいわゆる一般的なカトリックみたいなのと少し違うセンスを感じる。

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壁の下部の方のアップ。白くなっちゃって見づらくてすみません。
動物たちの姿を図案化したものを敷き詰めてあるみたいで、紋章のようでもありとっても格好いいるんるん

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これは説教壇の真下のアップ。この角度だとオブジェにしか見えない。でもこれも独自の意匠を凝らして作った説教壇だな〜と思います。木の実のような地球のような足場に、この写真だと分かりづらいけど、上部にはトトロが持ってる傘みたいな、大きな植物の葉っぱのような天蓋まである。

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と、こんな感じで一通り礼拝堂内を見学したので、いよいよキリストの血、「聖血の遺物」を拝見しに行きたいと思います!

「聖血の遺物」は時間を限定して御開帳されているようで、祭壇の近くに一段高くなったようなスペースがあり、そこに聖職者さんが座っていて、ひとりずつその前に進み出て拝見する、というスタイルでした。
というわけで私も早速列に並ぶ。一人で何分も居座る人はいないので、すぐに順番が来ました。

「聖血の遺物」は……、意外なほど、赤い色が保たれていました。真っ赤ではないけれども。「聖血の遺物」は太い試験管に装飾を施したようなガラスケースの中に保管されている、皮か何かに血を染み込ませたもので、液体がそのままあるわけではありません。
さすがに写真は撮れませんでした。他にも待っている人がいるので、手早く拝見し、聖職者さんにお礼を言って列から離れました。

私自身はキリスト教徒ではないので、この聖遺物を見て信仰心が高まるとかそういうことはないですが、中世の昔から多くの人々がこの聖遺物に真実感激し、真心を寄せたであろうことを思うと、この聖遺物を通じてそれらの人々とか細くとも繋がることができたように思い、そのことを有り難く感じはします。

さて、礼拝堂の内部は一通り見学し終わりましたが、宝物室が博物館になっていて有料で見学することができるので、次の記事ではその話をしたいと思います。


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posted by 綾瀬 at 21:18| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2019年12月11日

11/21 ソワレ ミハイロフスキー劇場バレエ「パリの炎」

ちょっとお金貯めようと思ってバレエ鑑賞は控えようかな〜って思ってたんですよねえ。思ってたんですけど、大好きなパリの炎が! やって来る! ということでチケット買ってしまいました。そしてパリの炎だけで我慢できずに眠りの森の美女も買ってしまいました。結果としては買って大正解! 両方ともすごく良かったんですよ〜! 満足度高い舞台でした。私はレニングラード国立劇場時代の来日公演は知らなくて、ミハイロフスキー劇場バレエは初めての観劇だったんですが、また見たいと思うバレエ団でした。

でも不満点も幾つかあって、先に書いておこう。ツイッターではぼちぼち呟いてしまいましたが、まずチケットが高ーい! SS席で26,000円です。パリオペ、ロイヤル、ボリショイ、マリインスキー並みです。そしてオーケストラも帯同してないし…。
いいバレエ団だと思うけど、パリオペやロイヤルほどのブランド感があるのか!? ということや、ボリショイマリインスキーほど踊れるのか!? ということを考えると、さすがにお高すぎなのです。私は今回パリの炎A席、眠りの森の美女C席で購入しましたが、まあいい舞台なんだけど、やっぱ高かったよね。5000円分くらい高い(席のランクにもよるから5000円分っていうか大体2割分くらいかな)。そのせいもあってか、劇場内がガラガラで…。こんなガラガラの東京文化会館大ホール初めて見ました。
出演料高かったのかな〜とか勘ぐってしまいます。日本はどんどん貧乏になっていくから世界的な相場ではこんなものなのかもしれない…かも……所得爆上げお待ちしております。

そしてもう一つの不満は休憩時間長すぎ! ということ。今回上演されたメッセレル版のパリの炎は全3幕なのですが、1幕30分、2幕20分、3幕25分とかなり話がサクサク進みました。サクサク進むのはいいんだけど、幕と幕の間が25分もあり、2幕なんて休憩のほうが長いじゃん! という事態。1幕と2幕は合わせて1幕でもいいかも。もしくは2幕と3幕の間の休憩はせめて15分とかで…(でも15分だとトイレから帰ってこられない人もいるかも)。

と、最初に不満をいっぱい書いてしまいましたが(Twitterでも言ってる人結構いた)、でも楽しい舞台だったんですよ〜!!


芸術監督:ナチョ・ドゥアト
作曲:ボリス・アサフィエフ
振付:ワリシー・ワイノーネン
改訂振付:ミハイル・メッセレル
舞台美術・衣装:ヴァチェスラフ・オクネフ
照明デザイン:アレクサンドル・キビトゥキン
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

ジャンヌ:オクサーナ・ボンダレワ
フィリップ:ジュリアン・マッケイ
ガスパール(農夫):ロマン・ペチュコフ
ジャック:アレクサンドラ・バトゥーリナ
ディアナ・ミレイユ(女優):イリーナ・ペレン
アントワーヌ・ミストラル(俳優):ヴィクトル・レベデフ
ボールガール侯爵:ミハイル・シヴァコフ
ルイ十六世:アレクセイ・マラーホフ
マリー・アントワネット:アーラ・マトヴェーエワ
キューピッド:サビーナ・ヤパーロワ
テレーザ(バスク人):マリアム・ユグレヘリーゼ
バスク人の踊り:ウラジミール・ツァル、デニス・アリエフ、セルゲイ・ストレルコフ、オリガ・セミョーノワ
オーヴェルニュの踊り:アンナ・ノボショーロワ、アンナ・スコヴァ、ナイリア・ラティポワ、タチアナ・ミリツェワ、ニコライ・アルジャエフ、アントン・アパスキン、マクシム・ポドショーノフ、パヴェル・ヴィノグラードフ
アレゴリック・ダンス
自由:イリーナ・ペレン、マラト・シュミウノフ
平等:スヴェトラーナ・ベドネンコ、アンドレア・ラザコヴァ、ユリア・ルキヤネンコ
友愛:ニキータ・ナザロフ、アンドレイ・ヤフニューク


私が今まで見たことのあるパリの炎はボリショイのラトマンスキー版だけです。しかもシネマだけなので、生の舞台は今回初めて! とっても楽しみにしていました。なんでも今回上演される版は、ワイノーネンの原典版を極力再現し、振付の失われた部分などをメッセレルが創作した「復元版」とのことです。原典版の振付は、現在では殆ど失われてしまっているそう。
それで、会場に着いてパンフレットを購入して初めて知ったのですが、このメッセレル版(ワイノーネン復元版)では、ジェロームがいない! アデリーヌもいない! そう、あのカップルがいないんです〜知らなかった!! あのカップルとそれにまつわるエピソードはラトマンスキー版で創造されたものだったのですね。そういうわけで、ラトマンスキー版とメッセレル版ではそもそも台本がかなり違っていて、言うなればラトマンスキー版はドラマ盛り盛りこってり版、メッセレル版はすっきりシンプル版という感じでした。

で、そのすっきりシンプル版。幕が上がると板付きでジャンヌ、ジャック、ガスパールの親子が。ボールガール侯爵に荷車を引っ繰り返されるという嫌がらせをされてしまいます。ボールガール侯爵がエロ侯爵じゃなくなってた・笑
ラトマンスキー版の侯爵はエロ侯爵でさ〜、娘の前でさえよくやるよほんと…って感じなんです。
で、荷車を引っ繰り返されて困っていたところにフィリップらマルセイユの義勇軍が通りかかり、ジャンヌたちを助ける。フィリップは顔見せという感じで、あっさりと宮廷のシーンへ。
主人公格のジャンヌもフィリップもここまでではあまり踊らないので、宮廷のシーンが終わったらたっぷり踊るのかなと思ったらそのまま一幕が終わってしまった。おお〜、サクサク進むぅ。主人公たちの初登場の場面なんだからもうちょっと踊ってくれてもよかった…、けど、ストーリー的にそんな踊る場面でもないから舞台が停滞しちゃうかな?

宮廷シーン、すごくよかったです。俳優のミストラルはレべデフ、女優はペレン。ふたりともプリンシパルで、プリンシパルの名にふさわしい優美な踊りでした。レべデフは、ラインの曲線感がもう少し増すともっと優美かもしれない。でも、この人の王子も見てみたいと思う美しい踊り。ペレンはさすがの存在感と華やかさ、テクニック。この人がこのバレエ団のナンバーワンなんだなって分かる。そしてこの場面の貴族たちの衣装も本当に素晴らしい。特に貴婦人たちの群青色のドレスは舞台としての最適解。
宮廷シーンはフランスに対するリスペクトを非常に感じる構成でした。フランス的な良いもの、美しいものを表現していたと思います。ロシアより愛をこめてだな〜!
あ、そうだ、ラトマンスキー版の宮廷バレエだと「リナルドとアルミーダ」をやるけど、メッセレル版ではそれはなし。「リナルドとアルミーダ」のシーン、私ちょっと飽きちゃう方なのですが(すんません)、メッセレル版の宮廷バレエシーンは美しさに見とれているうちに終わってしまい、もっと踊ってほしいとまで思いました。でも、ルイ十六世たちの滑稽味のあるポジショニング&回転ダンスはメッセレル版にはなくて、あの謎ダンス結構好きだからラトマンスキーはよくあの謎ダンスを入れてくれたと思います(振付が謎なのでなく、まあ何というか存在が謎というか…、その存在がルイ十六世のキャラクターを強烈に印象付けるいい振付なのですが、まあ何と言うか謎ダンスというのがかなり適切な表現かと)。

2幕。フィリップらマルセイユの義勇軍はパリに到着し、各地からやって来ていた他の地域の人々とも合流、革命への闘志を燃やす。ラトマンスキー版では主役たちが躍るバスク・ダンスも、ちゃんとバスク人の役の人々が踊る。このバスク・ダンスはラトマンスキー版でもそのまま取り入れられていて、皆好きなシーンだと思うけど、ワイノーネンの原振付の秀逸さが証明されていると思った。素晴らしい振付だけに、主人公格の人々に踊らせたいという気持ちは分かる。でもラト版で、マルセイユの義勇軍のフィリップやその辺の農民のジェロームやジャンヌがバスクの踊りを踊るのはよく考えると変ではあるかも・笑 ラト版でもバスク人はちゃんと登場するしね。バスク人たちと仲良くなったからあえてバスクの踊りを踊っていると脳内補完しておく。もしかしてジャンヌたちがバスク地方出身だったらすみません。
踊りのキレはさすがにボリショイの圧勝かな〜と思いつつ(シネマやDVDでしか見たことないけど)、大好きなバスク・ダンスを生で見れて嬉しかったです。テレーザのユグレヘリーゼは大きく背中をしならせ、バスク人たちを率いる勇ましさ、切れ味の鋭さ、ダイナミックさのある踊りでした。ただ、まあ、さっきも言ったけどコールドも含めた全体的な踊りのキレ、迫力はやっぱボリショイの方がよいですね。あそこは最強集団なので然もありなむでしょうが…。

2幕2場では、遂に革命軍がテュイルリー宮殿へ雪崩れ込みます。んが、ここがさあ、映像なんだよね! 宮廷に雪崩れ込んだ後はさすがに舞台上で演じられますが、革命軍が宮殿に押し寄せるシーンがさあ。私はバレエで映像を使うことに必ずしも否定的ではないのですが(映像も舞台装置の一つだと思うから)、でも、この使い方はちょっと違うでしょうと思ってしまう。群衆が押し寄せるシーンなんて、それこそバレエで演じて革命の高まりを表現して欲しかった。ここはちょっとマイナスでした。
宮殿に押し入った後は殺陣なども繰り広げられます。ここでフィリップとボールガール侯爵の殺陣のシーンもあったんだけど、ボールガール侯爵のマントが腕に絡んでしまって、たぶんハプニングだったかと。でもそのマントは舞台上の小道具でもあって、ボールガール侯爵はそのマントでフィリップの足を絡めとったりするんですよね。その辺は面白かったです。でも、殺陣自体はマクミラン版ロミジュリとかの方がガンガン斬り合うので良いです。ちなみにフィリップ役のマッケイとボールガール侯爵役のシヴァコフはバレエ団の内で師弟関係であり、ここは舞台上では師弟対決! という面白みもありました。
その師弟対決も、はっきり決着がつくというよりは何だか有耶無耶の内にボールガール侯爵が大勢に取り押さえられるって感じで、ちょっとグダグダなところが妙にリアルでした・笑

3幕。革命が成功し、といっても史実的にはまだまだこれからいろんなエピソードがあるわけですが、とりあえずこのバレエの上では貴族は倒され、民衆たちの新しい時代がやって来た! という喜びが高らかに歌われる幕です。2幕の最後でテレーザが死んじゃうんだけど、そこはあまり気にしないスタイル。
革命の成功を祝してアレゴリック・ダンスが繰り広げられます。白眉は自由を踊ったペレン、シェミウノフ夫妻。超絶難易度のリフトを次々繰り広げ、会場も盛り上がりました。特に片手でペレンを頭上に持ち上げたシェミウノフが片足立ちになるという振付は、男性のプリンシパルなら誰でもできるというような難易度ではないように思われ、2度目は少しバランスを崩したものの、よくぞやってくれたと思ったものです。
平等、友愛はやや平凡か。平等も友愛も、ついでにそのあとのマッケイのソロも、ずっこけてたしね。舞台が滑りやすいのか? ケガしないかな? って心配になってしまった。
友愛は切れ味の良い軽やかさが加わればさぞよかろうと思いました。

そしてジャンヌとフィリップの結婚。革命後初のカップルの誕生を祝福する民衆たち。
ジャンヌとフィリップのGPDDはみんな大好きお楽しみだと思うんですが、もちろん私も大好き!
ジャンヌを演じるボンダレワはゲスト・プリンシパルで、本拠地はマリインスキー(で、ファースト・ソリスト)。テクニックは圧倒的で、しかもそれを軽々やるから本当に軽やかで清新なジャンヌ。テクニックが強いと熟練感を感じてしまう時もあるけど、若々しいジャンヌでした。グラン・フェッテは男性のような変形型で、しかも後半もガンガンダブルを入れて、でも全然力んでない〜、自然で溌溂として、華もある。素敵でした。
フィリップ演じるマッケイは、これからのダンサーですね。マッケイ、でも、とってもイケメンなの。ジュリアン君と呼びたい。今までバレエダンサーのお顔はそんなに気にしたことがなかったのですが、ジュリアン君があまりに美しいため、何だか色々応援したくなってしまいました。テクニックは色々磨くべきところがある感じです。ファースト・ソリストには7、8年早いかな…というのが正直なところ。結構最初から跳躍や回転でバランスを崩していたりしたので、緊張してるのかな? 力んでるのかな? とかそわそわしてしまい、私ゃ彼の親かよ! って自分で突っ込んでしまった。
結構粗削りというか、荒っぽい感じの踊り方で、でもこれはこの後の眠りではあまり感じなかったので、フィリップとしての役作りだったのかな。彼自身が若いのと、その役作りが若いのとで、フィリップも本当に若くしなやかで、向こう見ずな青年らしさが出ていました。
で、バリエーションでは一回手をついてしまうというはっきりしたミスがありましたが、そこで落ち込まずにその後を挽回して最後はきちっと綺麗な姿勢で回転を決めたのはよかったです。足の形が綺麗にきまっていました。そういう強さがあるのであれば、これからも成長できると思います。今回の舞台では実力を見せつけることはできなかったと思うけど、お顔が美しいのもあって(?)華やかさはあるので、先生や劇団に大事に育ててもらえばいいダンサーになるでしょう。10年後を見てみたいです。…とか書いていたら、なんとジュリアン君ミハイロフスキーを退団してしまいました。あっるぇー!! マジで! 厳密には、東京公演の時点で既に退団していた(?)そうです。ただ、東京公演はミハイロフスキーとして最後の舞台だったとのこと。
う〜ん、フリーでやるより今は組織に所属して育ててもらった方がいいフェーズでは…と思いましたが、まあ本人の選択なので! それにもしかしたら次の所属先が決まってるのかもしれないし、どこでやるにしても(フリーでやるにしても)、また日本に来てね〜!!
ジュリアン君があまりにイケメンなので、フォローしたいがためにインスタを始めてしまいました。

カーテンコール。最後はスタオベでした。私も立った。ジュリアン君のお顔があまりに美しかったので。あと、会場がガラガラで演者やスタッフに申し訳ない気がして(いや私が申し訳ながる必要は全くないんだけど)、せめて盛り上げようという思いもあって、多分その気持ちは会場全体で結構共通だったんじゃないかな〜って思います。思い込みかもですが。テクニック的には、プリンシパル勢はさすがでしたが、主役のマッケイもコールドも、そんなに上手くない人が多くて(別に下手とは言ってないです)、若い人ばっか来てるのか? と思いましたが、そういう若い人たちにこれからも努力して良いダンサーとして成長してもらいたいので、そういう応援の気持ちのスタオベでした。この拍手を糧にして今後も頑張ってほしいです。

拍手に応えてか、最後のカテコではジュリアン君がグランジュテで舞台袖に登場し、会場にどよめきが。続くペレン・シュミウノフ夫妻は何とリフトで登場してくれて、再びどよめく会場。ファンサービスたっぷりで嬉しかった。ありがとうございます!

多分だけど、ラトマンスキー版とメッセレル版では、ドラマチックなラトマンスキー版の方が好きな人の方が多いんじゃないかな…って感じはするんですが、でもメッセレル版の良さも捨て難く、私としては両方見ていきたい演目です。特にメッセレル版の宮廷舞踏のシーンやアレゴリック・ダンスは本当に好きです。でもラト版の闇堕ちエンドもやっぱり好きで…えへへ。

オーケストラは、何だか不思議でした。1幕の時はそんな上手じゃないな〜、あんまりよく聞こえないな〜って思ってたんですが、2幕から急に調子を上げて、音の広がりも響きもよくなって、なんだどうしたんだ? 休憩中に別の楽団に変わった?? と思うくらい上手になりました。びっくりした。不思議体験。

次は同じくミハイロフスキーの眠りの森の美女! 監督のドゥアトの振付です。

posted by 綾瀬 at 22:47| Comment(0) | 雑記・バレエ

2019年12月16日

11/24 ソワレ ミハイロフスキー劇場バレエ「眠りの森の美女」

バレエ鑑賞が続いています。
チケットがお高かった(まだ言う)ミハイロフスキー劇場バレエ来日公演、2演目目は眠りの森の美女です。最初はパリの炎だけにしておこうかなって思ってたんだけどさあ〜、何だかんだで眠り好きで、やっぱり見たくて…。


芸術監督:ナチョ・ドゥアト
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ナチョ・ドゥアト
舞台美術・衣装:アンゲリーナ・アトラギッチ
照明デザイン:ブラッド・フィールズ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

オーロラ姫:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
デジレ王子:エルネスト・ラティポフ
リラの精:スヴェトラーナ・ベドネンコ
妖精
純真の精:マリア・ドミトリエンコ
小麦花の精:エカテリーナ・オダレンコ
パンくずの精:エラ・ペルソン
カナリアの精:サビーナ・ヤパーロワ
勇気の精:オルガ・アルセニーナ
カラボス:ファルフ・ルジマトフ
フロレスタン王:アルチョム・マルコフ
王妃:オリガ・エミョーノワ
宝石
サファイヤ:オルガ・アルセニーナ
アメジスト:エカテリーナ・オダレンコ
ゴールド:田中美波、ジュリアン・マッケイ
仔猫:エフゲニア・チェトヴェリコヴァ
牡猫:アレクセイ・クズネツォフ
フロリナ王女:サビーナ・ヤパーロワ
青い鳥:イワン・ザイツェフ
赤ずきんちゃん:エカテリーナ・クレンコーヴァ
狼:セルゲイ・ストレルコフ


キャスト多いのでこの辺で…。

さて日本初演となるドゥアト版眠りですが、結論から言うと私はかなり好き! でも不満なところもある! でもドゥアトの、クラシックの文法とコンテ的な表現方法を融合させたクラシック演目かなり好き! もっと見たい! って感じでした。
不満を先に言っちゃおう。ローズアダージョと青い鳥〜〜〜!
ドゥアト版は、メッセレル版パリの炎もそうだったけど、とにかくサクサク話が進みます。ちょっと退屈しそうな、ややもするとストーリーが停滞しかねないような踊りはカットカットカットって感じでした。なので、私のようにあまり鑑賞歴も長くない人間にはどんどん話が進むのと、ドゥアトの振付がかなり何を表現したいのかストレートで分かりやすいというのもあって、わくわく見ているうちにあっという間に終わってしまったのですが、でも、そこはカットしなくてもいいんじゃない〜〜〜??? というところもあったのです。それがローズアダージョと青い鳥。
ローズアダージョはさすがに丸々カットではなく、振付が簡易版っていうか、言うなれば廉価版って感じになっていまして、一番の見せ場は残ってたけど、まあローズアダージョはみんな大好きお楽しみだしプティパの振付に忠実な感じでやってくれてもよかったんじゃ…と思いました。ちょっとさみしー! オーロラの魅力フルに振り撒くところだし、ここはあっさりじゃなくこってりでもよかったよ〜!
青い鳥は、通常GPDD形式で踊ると思うんですが、バサッとカットしてこちらも短縮版でした。アダージョはあり、男女バリエーションはなんか廉価版w、コーダほぼ無し。だったかと(覚え違いしてたらすいません)。青い鳥もさ、みんな大好きお楽しみ(こればっかり)だしフルにやってくれてもよかったのに〜! と思いました。
あともうひとつ書いちゃおう。3幕ではオーロラとデジレの結婚を祝福するために色々な童話の登場人物たちがお祝いに駆け付ける有名なキャラクターダンスのシーンがあると思いますが(青い鳥もそう)、青い鳥をカットした分他の登場人物が沢山踊ってくれるのかな〜と思っていたのにそんなこともなく。白猫、赤ずきん、短縮版青い鳥、は踊ってくれたけど、シンデレラ、カエルの王様、美女と野獣カップルは踊ってくれず。え〜、このカップルたちも踊ってほしかったな〜。順番的にはカエルの王様、美女と野獣、シンデレラ、だったらストレートにオーロラとデジレのGPDDにつながるし。美女と野獣とシンデレラは逆でもいいけど。ドゥアト版に限らず、お祝いに来るだけで踊ってくれない童話の登場人物たちはよくいるんですが、来たからには踊らんかい!!!??? といつも思うのです。ドゥアトの振付でこのカップルたち見たかった。特に定番のシンデレラは踊ってよかったのでは?

よかったこと。フロレスタン王と王妃も踊る。若く仲良しな夫婦いいねえ! って思った。そして華やかな宮廷楽しそう。オーロラに祝福を授ける妖精たちの踊りの時短技(ちょっと面白かった。前の妖精がまだ踊ってるのに、次の妖精がすでにスタートポジションについて待機)。あと、妖精たちがカレピ付きで登場。カレピかどうか知らんけど、とにかくお付きを引き連れて登場してからのソロバリエーションでメリハリがありました。そしてカラボスの登場シーンの鮮やかな転換。舞台の真ん中に突然登場するカラボスすごかった。衣装、舞台装置は流石の美しさ。宮廷人たちの艶やかで豪奢な衣装、本当によかったです。妖精たちのチュチュも可愛かったし。童話の登場人物たちの衣装も綺麗で可愛い。あと、オーロラが眠っている間の100年の時間が貴婦人たちの衣装でも表現されていて面白かった。装置も美しくて、特に3幕の初めのところで大きな窓のようなところから童話の登場人物たちが舞台をのぞき込んでいるのはめちゃくちゃ可愛かった。ただ私の選んだ席がいまいちな座席で見切れが多く、残念(これは自分のせい)。見切れといえば、そのせいなのか、2幕のラストでオーロラがデジレにキスされて目覚めるシーン、多分オーロラが目覚めると茨が一斉に薔薇に変わるような演出だったと思うんだけど、なんか暗くてよく見えなかった。この辺の席だとこれくらい見づらい、ということがよく分かり勉強にはなりました。次はもっと見やすい席にする! お小遣いと相談ですがー。

ヴォロンツォーワ演じるオーロラ姫は、可憐で可愛くて溌溂として明るくて、これぞオーロラ! という魅力にあふれたお姫様でした。華やかでしたねえ。ローズアダージョでも毎回腕をアン・オーの位置に戻して頑張っていました。王子の手を取るときの手付きも優美で可愛かったです。可愛い姫を見ると恋してしまいそうになりますねえ〜でへへ。気持ち悪くてすみません。私ボリショイのスミルノワ様大好きなんですが、スミルノワ様大好きとはいえスミルノワ様のオーロラには特に恋しないので、ヴォロンツォーワのこのオーロラの個性、これからも大切にしてがんがん発揮していただきたいと思いました。

ラティポフ演じるデジレは、オーロラに比べるともう少し生身の人間らしさがある。そういう意味では住む世界の違う二人のカップル…という気もしないでもないですが、かといって完全に現実世界の人間というふうには演じられていないので、100年の年の差かな・笑
オーロラより少し生身の人間らしさがある、とはいえ、彼はちゃんと王子でした。悩める王子。レベデフほどの優美さは感じませんでしたが、品のある、王子らしい踊りで好印象でした。

ベドネンコのリラの精。端正な踊り。2幕、デジレを導くシーンでは堂々とした威厳を感じました。

ルジマトフのカラボス。忘れ去られた怒りを爆発させる素晴らしい怪演で、カラボスのようなキャラクターはこういう人に演じられてこそ舞台が生きると思いますが、だからこそ始末に困るというのも確かにそう。だって愛とかで倒されそうにないもん…。強い。圧倒的に強い。上半身が特に(ムキムキの筋肉が窺える衣装も上半身が強いと思う理由のひとつかも)。

あとは印象に残ったのは、2幕の冒頭で気鬱な感じのデジレを慰めようと踊りに誘う貴婦人。舞台袖にはけていく時も最後まで王子を気にしていて、彼女がデジレのことを本当に慰めたいと思っているのが伝わる演技。でも残念ながらどんなに彼女が元気づけようとしてもその思いは報われることなく…切ない。

そして全体的になんですが。実は、数日前にパリの炎を見た時は、超絶技巧を披露できる人もいれば正直へなちょこなテクニックのそこそこ人もいるな〜って思っちゃったんですね。でもこちらの眠りは、へなちょことは感じなかったんです。なんでだ。踊りこなしている回数とかか? 分かんないけどさ。眠りでは、抜きんでた超絶技巧の人はいませんでしたが(まあ振付の関係もある)、基本的に全体が一定水準以上の安定したテクニックと感じました。安心して見れました。

土壇場でのキャスト変更とか、チケットが高かった(まだ言ってる)とか、色々あったけど来日公演すごく楽しかったし、また来てほしいし、ミハイロフスキー現地に行きたいって思ったし、いい舞台でした。よかったです。
ドゥアトのクラシック振付がかなり私と相性が良いということも分かったので、これからも沢山見られるといいな!

posted by 綾瀬 at 23:21| Comment(0) | 雑記・バレエ

2019年12月21日

ベルギー旅7日目(16) ベルギー旅最後の観光 聖血礼拝堂の宝物庫へ(1)

聖血礼拝堂への入場は無料ですが、宝物庫は有料でした。宝物庫の入口の所に聖職者の方が座っていて、その人にお金を渡して宝物庫へ入ります。

すっごいどうでもいい話していい?
この時座ってた聖職者の方が

滅茶苦茶イケメンかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい


だったの。イケメン。パツ金の。
失礼ながら、本当に失礼すぎて言ってはならない一言だと分かってて言うけど(言うんか)、妻帯禁止のカトリックの聖職者になるなんて勿体ない…と思ってしまった。

結婚や男女交際が人生の全てでないのは当たり前ですが、当たり前ですが、こんなイケメンが……。
いや、これもハラスメントだな。その人のことを尊重していたら、イケメンなんだから聖職者なんて勿体ないなんて思考には至らないはず。
何だか思いがけず自分の中の課題に向き合ってしまいました。

はいっ、その話はここまでとして、宝物庫の中を有り難く見学させていただきます。

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宝物庫の内部は全体が赤い色調で装飾されていて、壁の上の方にはこんな感じの木彫りの丸いパネルが沢山飾られていました。聖書の中の場面でしょうねえ。例によって私は何の場面なのかよく分かってないのですが…。神殿っぽい場所かなあ…くらいな……。

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ステンドグラスで作られた、パーティション的な(?)もの。紋章や、これもやはり聖書の一場面と思われるシーンが描かれているようです。

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豪華絢爛な聖遺物箱です。細かな金細工に惜しみなく宝石が散りばめられていて、しかもその宝石の一つ一つが大きくて、「でっけ〜〜〜」と思って拝見していました。口が悪い。下品。すみません。

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そのでっかい宝石を何とかアップで撮りたかったんですが、暗いやら撮る人(私)の腕が悪いやらであんまりいい写真がありません。かろうじて撮れたのがこれ。見ただけで宝石の種類が分かるほど詳しくないので具体的には分かりませんが、緑のも紫のも、本当に大きい。こんなでっかい宝石がゴロゴロついてるなんて、本当にどれだけの財力があったことか。
昔フランスに行った時、ルーブルだったかベルサイユだったか忘れたんだけど、とにかく王侯貴族たちのアクセサリーを展示している一室があって、王冠やらネックレスやらがうんとこさ展示されていたんですね。で、それらのアクセサリー類にあしらわれている宝石たちが、どれもこれもやっぱりデカい! 昔のヨーロッパの王侯貴族どもの財力ときたら本当に天井知らずで、それをまざまざと突き付けられました。そんなんだから民衆は疲弊し、革命もさもありなむって感じ。しかも折角のでっかい宝石たちも何だか無造作にごろっとくっ付けられているもんだから、「なんか雑…」という印象を受けてしまったものでした。デカけりゃいいってもんじゃないって言うか…。
で、それは多分宝石のカットの仕方から受ける印象が強かったんじゃないかなと思います。現代みたいな、光を沢山入れられるようなカットの技術がこの時代にはまだなかったんですね。調べてみたらブリリアント・カットって20世紀の技術みたい。フランスで見たのは、殆どカットのない、なんかごろっとしたのがごろっとくっ付いてるって感じの宝石が多かったです。
話がズレたけど、上の写真の宝石も、カットされてないわけじゃないけど、現代の技術から見るとカットは甘いよね。とか言うと、自分より古い時代を馬鹿にする厭味な未来人みたいな感じになっちゃうけど。

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宝石のカットが云々とか細かいことは置いておいて、やっぱり金銀の細工は綺麗で、カトリックの儀式などに使うと思われる様々な道具をガラス越しとはいえ近くでじっくり見れて貴重な体験です。
そうそう、この時は気付いてなかったんだけど、この後もあちこちヨーロッパをひとりでうろちょろしていて、結構宝物庫って写真撮影禁止の所が多かったです。でも、こちらの聖血礼拝堂では(少なくとも当時は)写真撮影OKだったので、貴重な写真が沢山撮れてラッキーでした。ありがとう聖血礼拝堂。

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一つ前の写真の中央に展示されていた聖遺物箱の上の方の装飾がとても綺麗だったのでアップで撮ったのがこれ。マゼンダ色の宝石がちょこんちょこんとついていて可愛いかわいい
可愛いけど、十字架のモチーフだからもしかしたらキリストの血とかを表現していたりするかも…? と今になってふと思う。聖遺物箱だしね。正解は分かりませんが! 分かんないことばっかである。

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これも二つ前の写真の、向かって左側の道具(用途分からん)の部分アップです。これは比較的新しい物なのかなあ? 宝石のカットが細かい気がする。でもなんでこの写真を撮ろうと思ったんだろう…。確かに装飾も細かいし綺麗だけど…。もしかしたら真ん中の黒い部分、空洞じゃなくて宝石? かも。SDカード見たらやたらと執拗にこの部分のアップを撮ろうとしていたので、そんだけこだわるなら「ギャーめっちゃでっかい宝石!」と思って撮っている可能性が窺われます。窺われますって、覚えてないんかいって感じですが。そう、覚えてないんです。で、この写真を見てもよく分かんない。お前はベルギーまで何をしに行ったんだと自分で突っ込みを入れざるを得ない。
でもしょうがないよね…だってベルギー行ってからもう2年以上経ってるんだもん…もうやだ〜(悲しい顔)
というわけでこのブログは記憶力の悪い人が何年も経ってから過去の旅行記を書いているので、正確性に大変自信がございませんことをお断りしておきます。書くのが遅いやら、そもそも内容が似たようなことを何度もだらだら書いているので進みが遅いやらで、こんな体たらくに…バッド(下向き矢印)

えーと、長くなってきたので宝物庫の見学は次の記事に続く!


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posted by 綾瀬 at 23:53| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2019年12月27日

ベルギー旅7日目(17) ベルギー旅最後の観光 聖血礼拝堂の宝物庫へ(2)

前回の記事の続きで、ブルージュの聖血礼拝堂の宝物庫を見学しています。

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聖職者の方が儀式の時などに使われると思われるネックレス(ネックレスっていう表現で正しいか若干疑問があるが)と、右側に可愛らしい造りの鍵。

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これは何かよく分からなかったけど(ついでに相変わらず写真がぼけ気味だけど)、コインに関連する何か。

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立派な装束の聖職者の方々が沢山描かれた大きなタペストリー! 偉い人が到着した…みたいな場面かなあ? 色遣いも繊細で描写も細かく、非常に手間暇かけて作られたものかと思われます。

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ステンドグラス。とっても可愛いぴかぴか(新しい)
紋章が、ちょっと変わった感じがする。特に向かって右側の黄緑色っぽい色って、紋章ではあまり見かけない気がする。

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これは何だろう。ともすればコート掛けか何かと勘違いしかねない(何となく、置いてある場所的にも…笑)。天辺に火を置けそうだし、燭台かな〜と予想。

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再びのステンドグラス。今度は紋章じゃなくて、聖書の場面を意匠としているようです。
この写真を見て改めて思ったんだけど、こちらの聖血礼拝堂はやはりキリストの血を奉じるだけあって、赤がシンボルカラーなんですね。室内も赤、ステンドグラスにも赤、赤をとにかく多用していて、そしてそれがとても似合っている。

宝物庫はそんなに広くはないものの、展示されている品数は多く、ひとつひとつ見ていたら結構時間が経っていました。
この時点で大体15時くらい。帰りの飛行機は20時50分発。お土産も買い足したいし2時間前にはブリュッセル空港にいたい。ブルージュからブリュッセル中央駅まで大体1時間、ブリュッセル中央駅からブリュッセル空港まで大体30分弱、なので1時間半見ておくとして、どんなに遅くとも17時過ぎにはブルージュ駅を出発したい。
本当はこの後、時間があればベギン会修道院を見学しに行きたかったのですが、ちょっと遠いし、観光の後はホテルに荷物も取りにいかないといけないし、ブルージュ駅までバスに乗る必要もあるし、というわけで時間的な問題からベギン会修道院見学は諦めました。
ただ、今からすぐ空港に向かうのではちょっと早すぎるので、この後は遅い昼食を食べに行きますexclamation
実は地味に今まで昼食を摂っていなかった。これがベルギー旅最後の食事なので(機内食除く)気合も入ります。ベルギーで食べたものはどれもこれもとにかく美味しかったexclamation×2 外れ一切無しexclamation×2
本当に素晴らしい国だ…ご飯が美味しい国は神の国だよ…と常々思い、八百万の神々に感謝を捧げる日々です。ここは一神教の国だけど。

と、余裕をぶっこいてお昼ご飯を食べに行くことにしたわたくしですが、何か一つ忘れていませんでしょうか。

そう、それは鉄道の時刻を調べるという非常に簡単なこと。

いや〜…ブルージュからブリュッセルまでは結構ICが頻発しているみたいだったので、なんかいちいち調べなくても来たやつに乗ればいいかな…って…思ってたんだよね…思って……ふらふら

それはねえ、浅はかな判断ですよ。はあ。せめて行きならいいけど帰りはね。飛行機の時間が決まっているような場合にはね。
とにかく浅はかな判断ですよ。


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posted by 綾瀬 at 23:04| Comment(0) | 16年12月ベルギー