2019年06月02日

ベルギー旅6日目(18) ブルージュの街を散策しながら

ちょっと間が空いてしまいました。

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さて、前回の記事で聖ヨハネ施療院の薬局の見学を終えまして、ぷらっぷら歩きながら次なる目的地、聖サルバトール大聖堂(救世主大聖堂)へ向かいます。
上の写真は薬局の近くの建物…というか、ここも薬局の一部かな? 建物が入り組んでいるのでどこからどこまでがどの建物なのかいまいち外に出ると分かりづらい。付近の建物同士、何となく調和のとれた外観のところも多いし。
と、まあ頭の悪い発言は置いておいて。

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市壁の中とは言え、小さめのトラックなら中に入ってこられます。大型トラックは無理なところが多そうですが…。引っ越しとかあると大変だな。

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そんでねえ、この立ち枯れた背の高い樹木なのですが。何の木か分からないけど、私はヨーロッパの秋とか冬とか言うとこの立ち枯れさ加減をすぐに想起します。なんでかなー? 分かんないんだけどさ。
ただ、細い枝が数えきれないくらい分かれていて、それらが真っ直ぐ上に向かって伸びていて、幹自体があまり太くなく、全体的にどこか白っぽくて、葉っぱが一枚も残っていない…というこの立ち枯れさ加減が何とも言えず欧州の秋冬って感じがするのです。欧州って言っても特にフランスとかイタリアとかのイメージかな。
勿論日本の立木も冬には立ち枯れる(のもある)けど、色合いとか佇まいとか、全然違う気がするのよね。

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などと思いを馳せつつテクテク歩きます。大きめの通りから一本入ると、こんなふうに両側を煉瓦の壁に囲まれた小路になっていることが多いです。この道は少し広めだけどね。人がすれ違うのが精いっぱい、っていう本当に狭い小道もあちこち延びていました。夜闇の中だったら暗殺者とか出てきかねないような。誰が私を暗殺するんだって感じですが。

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もうちょっと広めの道だとこんな感じね。

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さてさて、そんなことを考えているうちに目的の聖サルバドール大聖堂が見えて参りました。ブルージュの街は結構見所が固まっているので大体歩いていけるのが便利です。勿論、ちょっと外れているところにも面白そうなものは色々ありましたが(そして時間が足りず見に行けなかったりもしたが)。

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また同じような写真を撮ってしまった…。

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そしてまたアップ(塔の)を撮ってしまった…。
1枚で済ませられない貧乏性。つくづくデジカメの時代で助かります。フィルムとネガの時代だったらこんなに気安くほいほい撮れない。

内部の見学は次回の記事で!


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posted by 綾瀬 at 21:58| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2019年06月11日

ベルギー旅6日目(19) 聖サルバトール大聖堂を見学 前編

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聖サルバトール大聖堂に入場しますと、早速美しい壁面装飾、ステンドグラス、シャンデリアがお出迎え。
この聖サルバトール大聖堂はマルクト(町の中心の広場)近くにあり、起源を9世紀にまで遡るそうです。とはいえ今残っている建物は12世紀から建造が始まったもの。12世紀でも勿論すごいですが。
街の発展に伴い、段階を経て増築されていったそうで、大体今の形になったのは中世後期くらいらしいです。

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聖障とパイプオルガン。黒と金で構成されたパイプオルガンが美しい。
あと、この中央の白い彫像ですが、アルトゥス・クエリヌスという彫刻家の作品で、「父なる神」を表現しているそう。

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やや引きで。

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「父なる神」をアップで。大変威厳のあるお姿。

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パイプオルガンもアップで撮っちゃうよ。斜めってるけどね。天使たちの彫刻や縁取りの蔦っぽい装飾も細かく、大変美しい! んだけど、掃除ってどうやるのだろうとふと思った。

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こちらは内陣。上部から差し込んでくる青い光が綺麗だなあ〜。
こちらの大聖堂の内陣では古いタペストリーや紋章の装飾なども見所の一つだったみたいだけど、写真がないや。多分似たようなの他でも見たから写真はいいやとか思ったのであろう…。コンデジなんだから少しくらい撮っておけばいいものを。

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説教壇と彫像。この彫像も見事ですね。特に着ている衣服の垂れ下がったところの表現がすごいな〜と思った。だって石だぜ。石なのにこの布の垂れ下がり感。すごい。
ちなみに、説教壇や法座があるのが「大聖堂」の格だそうな。

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正面入り口の方まで下がってから内陣側を。広い広い教会スペースに出る前に、ちょっと狭い入口(イメージ的には玄関ロビー)をくぐっていくというのが何かいい感じなんですよね。ここも天井は低いし、アーチがあるし、いい感じの雰囲気! って自分で言ってて胎内回帰願望か?と思わなくもないんですが。

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内陣の祭壇の絵画。キリストの昇天の場面でしょうか。

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リヴ・ヴォールト式の天井。てことはゴシック様式です。
リヴが交差するところだけちょっと縞々に塗られているのがオリジナリティ? なんか可愛らしい。


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posted by 綾瀬 at 23:21| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2019年06月21日

ベルギー旅6日目(20) 聖サルバトール大聖堂を見学 後編&宵闇のブルージュ

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引き続き聖サルバトール大聖堂を見学しています。上は何となく撮ったシャンデリアの写真。

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一部の天井にはびっしりと浮彫の装飾がありまして。

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太陽の子。みたいなのがいましたのでアップで撮りました。キリスト教のことを全然知らないのですごく変なことを言っているかもしれませんが、こういうモチーフってキリスト教っていうよりギリシャ神話って感じがする。いや何となくなんだけど。

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写真のように、聖堂内の建築構造を説明するパネルも展示されていたりして。

聖サルバトール大聖堂は、各国語(オランダ語、フランス語、ドイツ語、英語、だったかな)でのウェルカムボードなんかもあったりして、観光客ウェルカムな感じの大聖堂でした。非キリスト教徒の観光客としては見学しやすくありがたいぴかぴか(新しい)

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ぼちぼち日暮れて参りましたので、聖サルバトール大聖堂を後にしてマルクトの方へ戻ることにいたします。こちらは大聖堂の外壁にあったキリストの磔刑像。破風の下の部分(って言えばいいのか?)には十字架も刻まれています。

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こちらは街角で見かけた残念看板。惜しい! 各国語で「チョコレート」と書いた看板を沢山掲げているフレンドリーな土産物屋さんでした。

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またまたレースやゴブラン織りのお店を外から眺めてみたり〜。レースもゴブラン織も本当に可愛いなあ(*'▽')
しかしインテリアの中に取り入れるのはそこそこトータルコーディネイトとかも必要になりそうで、要するにセンスが重要。私の家はまず家具を揃えるところからだな〜。引っ越して1年以上たつのに全然家具揃ってないし…ぶつぶつ。
トータルコーディネイトは無理でも(センス的な問題で)やっぱりゴブラン織りのバッグくらいは買っておけばよかったな。今写真見ても思う。欲しいもん。まあ次に行った時に買えばいいか! と、やり残したことは全て次回の課題としておきます。

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ブルージュの街も大分夜が進んでまいりました。同じ場所から立て続けに撮った写真だけど結構空の色が違う。でもどちらも綺麗な色に撮れたなーと思います。群青色の夜。ロマンチックな色の夜だなあって思ったんですよね。建物の黄色いライトアップもよく似合っていて、つくづくお伽の国のように綺麗な街でした。

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世界遺産でもある時計塔。しかし、高いところが怖い私は昇らなかったんだなあ。ゲントの街で昇ったからもう時計塔は十分…という気持ちだったんですよね。でも、今考えるとアホだな。折角行ったんだから昇っておけばよかったものを。でも高いところ怖いんだなあ。はあ。
地上から見る時計塔も素敵だからいいんだけどね!


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posted by 綾瀬 at 23:12| Comment(0) | 16年12月ベルギー