もう日本に戻りたくない、というか仕事行きたくないという思いがこの頃から芽生え始めるサザエさん症候群な私。でも楽しいこといっぱいしたいので、お仕事もほどほどに頑張りまーす。
朝ご飯! です!!
何を興奮しているかと言いますと、宿代を節約するためこれまでのホテルでは素泊まりのみだったんですねー(ケチである)。ブルージュで2泊お世話になったこちらのHotel Bourgoensch Hofでのみ、お得な値段だったので朝食付きのプランにしたのです、というか朝食付きのプランしかなかったような。いずれにせよお得。
メニューはごく一般のコンチネンタルバイキングって感じ。でも、ハムにしろチーズにしろパンにしろ複数の種類が揃えられていて、かなり充実していた。私は食べてないから写真がないけど、ヨーグルトやフルーツなど定番のメニューはそろっていたよ。
私が行った時はちょっと混み合っている時間で窓際のテーブルが空いていなかったんだけど、もたもた食べているうちに私以外全員いなくなったため、そこで写真撮り放題。
空いていればこんな素敵な窓際のお席もある。
朝食会場は夜はバーになる、濃紅を基調とした色合いの可愛い内装のレストランでした。
バースペース。お酒が飲めないのであまり縁がないが、私がこんなに酒に弱くさえなければ夜こんなところで葉巻をくゆらせ(何者だ)カクテルを楽しめるのに。
レトロ可愛いしつらえ。窓から見えるお向かいの建物も可愛いねえ。
と、十分腹ごしらえをし、またもそこそこ遅い時間になってホテルを出発です。
夜は気付かなかった。ホテルの入口にはこんな可愛らしい看板が下がっていました。
そしてこちらがホテルの外観。運河に面したとっても素敵なプチホテル。
で、このHotel Bourgoensch Hofが、これまた建物と建物に囲まれた細長いスペースの奥にあって、そこがちょっと中庭みたいになっている。その中庭(みたいな空間)の一画を成す別の建物がこんな感じ。
この写真のように、1階部分が外部にあって下を潜り抜けられるようになっていて、2階、3階が接続し合っているという造りの部分もある。全部が全部ではないが。
早速そぞろ歩きに出発です。出発した時、実はどこに行こうかはっきりとは決めていませんでした。ブルージュには美術館や博物館、歴史的建築物が多く、まあどこに行こうか考えるだけで目が回る。
ただ、ボス(ボッシュ)の絵が見たかったので、どこかでグルーニング美術館へは行こうと思っていたけれど。
ちょっと街を歩いていると、いつも顔を見せる鐘楼。カリヨンの演奏は週に何度か、11時から行われると聞いていた。それを楽しみにしつつ街歩き。って、実はこの時点で11時近い。相変わらず朝の遅い女である。
と、ここでハプニング発生。
携帯落として割れたーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
おいいいいこのベルギー旅行のために1週間前に替えたばっかだぞ! それまで2年以上無事故無違反(?)の優良ユーザーだったのにいいいい!!!!!
口が開いたまま、元に戻らない。あと、ついでに多分この時手袋もなくした。それに気付いたのもっと後のことだけど……。
あーん画面の端が欠けた…中の見えちゃいけないところが見えてる…。
おお…おおお……。
でも端っこだけだから大丈夫! 画面全体が割れたわけではない! まだ戦える! この子(あいぽん)頑張ってる!
と、気を奮い立たせながらも泣きそうな気分がこみ上げてくる私を、カリヨンの優しい音色が包み込むのであった……(携帯割れて呆然としている時に本当にカリヨンが響いてきてびっくりしたね)。
正直、咄嗟にカリヨンの音色もよー分からんくらいでしたが、嘆いたところで欠けた画面は元に戻らない。気を取り直し、ブルージュの街を探索するのだ。
建物と建物の間の細い、というほどではないが広くはない道。そこを守る門。中世、ブルージュの街はぐるりを市壁で完全に囲まれた、いかにも中世らしい要塞都市だった。現地で購入したガイドブックに当時の絵が載っていたんだけど、それを見ると市壁の周りにはこれもぐるりとお堀が巡らされていて、敵からの侵入に十分な備えがなされていた。
中世では当たり前なのだろうけれど、その市壁の外が田園のようになっていて、ここには全然建物はない。人の居住地は完全に壁の中、という構造。
特徴的な鋭角の切妻屋根が連なる通り。小雨が降ったり止んだりしていて冷える。
ああ…母さん僕の携帯……。
上掲2枚は聖母教会の写真。聖母教会は後に入場見学しました。2枚目の写真、シティツアーのミニバスが写ってる。こういうツアーを利用すると効率的に名所を回れるから、それもいいね。まあ私は足で歩いてたんだけどね。だから携帯を硬い石畳の上に落として割っちゃうんだけどね。
嗚呼…カリヨンの優しい天上の音色よ。もしもこの音が目に見えたならば眩い光輝を放つことであろう。
本当に優しい音だ。しかしその折角のカリヨンコンサートもあまり集中できないのは、私が割れたiPhoneの重力に魂を縛られた人々だからだろう…。
聖母教会を迂回する、ぐねっと曲がりくねった道。観光名所が集中していて、とても人が多い。
馬車もやって来たよー!
また写真斜めだけど。
こういうヨーロッパの街並みは何度見ても、何度写真を撮っても飽きない。綺麗で心を奪われる。
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