前回の記事でギロチン室から逃亡した私ですが。
ギロチン室の次は拷問室です。
しかしギロチン室と拷問室を繋ぐ小部屋に何故かハープが置いてありました。
何故ここに…。多分由来は足元のパネルにでも書いてあったのでしょうが、読めませんので分かりません!!(キレ気味)
弦がいっぱい(当たり前)。
植物の意匠のシックで可愛い装飾。過剰でない、シンプルな装飾ですが、楽器が装飾で彩られているのは好きです。
そしてこの小部屋にあった暖炉。小部屋ゆーても8畳間くらいは優にあるかと。
小部屋に一杯あったドア。この建屋に限らずどこも大体そうだけど、通路ぽいスペースが極端に少なくて部屋と部屋で繋がるような構造なんですよね。ベルサイユ宮殿とかと一緒。だから各方面から繋がるドアが一つの部屋にいっぱいあるという。
こういう、別の部屋に行くには他の人の部屋を通らないといけないっていう構造、プライバシーの観点からも不便なような気がするんだけど、当時の人々はどう感じてたのかな。つっても、それが普通なんだからいちいち不便とか思わないか。
ルイ何世か忘れた、14世かな。違うかもしれないけど、とにかく王様が新しい愛人A夫人(モンテスパン候妃だった気がする)の部屋に夜な夜な通うのに、捨てた前の愛人B夫人(ルイーズ・ド・ラヴァリエールだった気がする)の部屋を通っていけば他の人の目に付かないからっていって、B夫人が修道院に入りたいというのを聞き入れず元の部屋に留め置いておいたっていう話を思い出す。いやー王様が夜な夜な新しい愛人の部屋に通うのに自分の部屋を通るためだけに宮廷に留められるって嫌すぎ! でも王様にしてみれば、廊下がないんだから目的地に行くためには他の人の部屋を通らないといけなくて、かといって下手なルートを通って誰か貴族たちの噂になったりするよりは、自分にとってもうどーでもいい捨てた愛人の部屋を通るくらいだと気安くて丁度いいって感じなんでしょうね。嫌すぎ! つうかもう王様なら新しい愛人A夫人を自分の隣の部屋にでも置いとけばいいじゃん。って思うんですけど、宮廷儀礼とか色々あって、きっとそう簡単な話でもないんでしょうね。
話がずれました。
いよいよ拷問室へGOです!
拷問室には絵をふんだんに用いた解説のパネルがありました。
上は水責めのパネルで、下は拘束衣のパネルですね。勿論どちらも怖い。特に拘束衣のパネルの人の表情が何とも言えず……。
実際の拘束衣。
とげとげの鎖と、とげとげが付いた手枷か足枷の実物。
とげとげの鎖は大きな車輪に巻いて、その車輪の下に拷問対象者を置いて、車輪を回してとげとげを(以下想像でお願いします)というもののようです。痛い。怖い。
一緒に展示されている解説の絵が、絵だけで痛い。有名な拷問器具、三角木馬に人を乗せた時、その人の足に吊るす重り。かなりの大きさです。当たり前だがすごく重そう。つけてるだけで足の骨が折れそうなのに、更に股裂き状態。痛い。怖い。
漆喰の壁面に設置されていた、多分首枷か何か。これで首を挟んで引っ立てるのかな。
蝋人形もありました。首と胴と手と足に枷を付けられている囚人の姿。
こんな枷を付けられたらほんとたまったもんでない。
そしてぇ! 枷の人の隣には水責めを受ける人もいたよぉ!
手足だけじゃなく首もロープで固定されて、大変痛々しい。
水責め怖い。いや怖いのは水責めだけじゃないけどさ。
これらのギロチン室〜拷問室に至るスペースをぼっちで見学しているのは私くらいで、大抵カップルか、男性同士の集団か、家族連れって感じでした。女性同士の集団は見かけなかった。いや、別にいいんだけど。結構小さい(小学校低学年くらいの)お子様連れのご家族もいて、お父さんやお母さんがお子さんに拷問の器具の前であれこれ説明している場面にも出くわして、文化が違うな〜としみじみ思ったものです。
日本だったらこういう展示はお子様の目に触れないようにしてる(気がする)し、仮にお子様の目に触れるような時も親御さんがささっと連れ出すようなイメージがあって。勝手な偏見かもしれませんが。どっちがいいとか悪いとか、そういう感想ではありません。
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