2018年04月09日

ベルギー旅4日目(19) ランボー怒りの若草の宮内卿(タイトルに意味なし)

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前回載せた写真と間違い探し程度の差分しかありませんが折角撮ったので載せます。うん、ブログの容量も無限じゃないけどさ…いいんだ。いいんだ。

そんなこんなで日が暮れ始めたゲントの街を散策します。
とにかくどこを見ても絵になる街並み! ロマン溢れる中世の面影! って感じで、ただ歩いているだけであちこち目を奪われて、本当にお散歩が楽しいです。寒いけど。ヨーロッパかぶれもといRPG好きの私にとってはマジでご褒美タイム。

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橋の上から運河を。
運河沿いにずらりと立ち並ぶ建物が本当にどこも素敵なんだなあ〜。街中運河が張り巡らされていて、こんな光景があちこちに臨めるのもとにかく素晴らしい。

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運河にいた水鳥。撮るの難しい。ブレブレ。ブレまくって水墨画みたいな顔になってしまった…。

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運河沿いに立つ石造りのお家。直接運河に降りられる小さな裏口がありますね。いいなーいいなーロマンチックだなあ! 日常生活の中で実際に運河や小舟を使っていたんだなあ。こういう、かつての(今も現役なのかも?)生活の様子が窺えるもの見るの大好き。
実際に人が生きて暮らしていたんだよねえ。当たり前だけど。

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窓のアップ。あんまり中を窺っては失礼ですが窓ガラスの向こう側に明かりが見えていて、私はそういう光景も大好きです。の、覗き見…? いや、はて…。

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運河沿いをまた歩く。扁平アーチ形の優美な橋。やっぱり色んな形の屋根の建物。

秋の日のヴィオロンのためいきの…と言いたくなるような(季節違うけど・笑)、モノトーン調のうら寂しさや厳しさや斜陽を思わせる哀切な何か…がある国だなあ、というのを、何となく感じていました。ゲントだけじゃなくてこの後行くブリュージュもそう。だけど、うら寂しさっていう点ではブリュージュよりゲントの方がより感じるかな。ま、ブリュージュの方が賑やかだしね。

秋の日のヴィオロンの…の、詩人ヴェルレーヌはフランス人ですが、ベルギーにもルーツがあるそうです。愛人のランボー(イケメン)と一緒に暮らしたのもブリュッセル(あとロンドンとか)で、ベルギーには縁のある詩人のようです。そーいやランボーを銃で撃っちゃったのもブリュッセル……。
この前後の時代のフランス系の詩人は破滅型の天才が多くてこれもロマンが…って、詩人だけじゃないか。芸術家はみんなそう。デカダンス! そういう時代だったんですねえ。ランボーは詩人やめた後の方も武器商人として成功してるけど…。

ヴェルレーヌにせよランボーにせよボードレール(ボードレールが亡くなったのも確かブリュッセル)にせよ、彼らの詩がこれもやはり天才的な詩人によって日本語に多く訳されているのはありがたいことです。

うううんそれにしてもランボーはさっさと詩作をやめてしまったのが勿体なすぎである。ヴェルレーヌに銃で撃たれても生き残ったのに…。長く続けていればその分いい詩が書けるとは限らないけど、それでも長く生きていればどんなにか目に見えぬ鬼神をも動かしたことだろうと称揚された夭折の天才歌人、若草の宮内卿を思うにつけても本当に惜しいことであります。って何の話か。

何の話か、と思いつつこのままだと短歌オタク以外にはまるで意味不明なのでもう少し続けますが、若草の宮内卿は「あらしぞかすむ」という詞の主で、後鳥羽院の文学サロンで女流歌人ランキング二位(一位は俊成女、ランキングは後鳥羽院調べによる)にランクインする、超頭の良い理知的で明快で論理的でそれをはっとするような美しい言葉で描き出すことのできた天才なのですが(でも若い時はちょいちょい論理に間違いもある)、女のくせに論理的な歌風とかwwwこれが男だったらいいけど女だったら情緒を磨くべきwwwとかふざけたことを言われ、江戸時代あたりで評価が低くなってしまった気の毒な歌人です。彼女の歌風は確かに論理的ではあるけど、情緒がないわけじゃないと思いますけどね…。あまりに若く亡くなったので作品もそう沢山は残っていなくて、本当に、長生きしていればどれほど美しい世界を描き出したかと思うととにかく惜しいの一言です。後鳥羽院だって若草の宮内卿を空前の天才和泉式部に匹敵する天才と見做して時代不同歌合せで対決させているわけで…ぶつぶつ。

あーこのブログは何のブログだっけ? ランボー? 怒りの? ちがーう、旅。旅ブログ。
すみません、和歌が好きなのですぐそちらに逸れてしまう。ブログのタイトルも空前の天才(二度言う)和泉式部の白露も夢もこの世もまぼろしもたとへて言へば久しかりけりから取ったの。って前にも書いたけど。

和歌もいいし、19世紀のフランス詩も実に中二でぞくぞくするほど素敵ですよ!! 訳した人がすごい人ばっかだしね。
フランスの詩は和歌ほどは勉強してないのですが…。

いや、いや、ベルギーに戻ろう。秋の日のヴィオロンの…今は冬だけど……。

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鐘楼の上から見た聖ニコラス教会が左手に見えてきました。
ぎざぎざに見える特徴的なチャペルの造りが何とも素敵。

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更にその横手を通り過ぎます。付属している建物は聖職者や職員の方のオフィス的な建物か、私的なスペース(神父様って住み込みなんでしょうか?)かな、などと想像。
水路に降りる階段のところをよく見ると、何か白いものが…。

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磔刑像でした。おお、こんなところにも…。
石膏なのか白い像ですが、釘を打ち込まれた手足や槍で刺された腹部に赤い傷が再現されていて、何とも生々しく、痛々しい……。

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オフィスか私的なスペースかな、と勝手に想像した建物の窓のアップ。よく見ると、鉄格子の向こう側がステンドグラスです。


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posted by 綾瀬 at 18:47| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2018年04月14日

マレーシア旅0日目(1) マレーシアはペナン島へ行ってきました!

ちょっと前のことですが、実は2018年1月にマレーシアに行ってきました。訪れたのはペナン島です。
旅行記はおいおい…として、先に写真だけでも何枚か。

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楽しかった! ご飯が美味しかった!
生まれて初めて子猫くらいの大きさのネズミも見た。

それはさておき、ペナン島はご飯も美味しく(2度目)、人も親切で物価も安く、これといって何をしたわけでもないんだけどまた行ってみたいな〜と思う場所でした。

まあ色々問題もあったんだけど。飛行機が飛ばなかったりとか飛行機が飛ばなかったりとか飛行機が飛ばなかったりとか。

でも元気です。


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posted by 綾瀬 at 18:49| Comment(0) | 18年1月マレーシア

2018年04月20日

ベルギー旅4日目(20) 聖ニコラス教会へ入場

もう少し周囲を散策します。

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運河沿い。水面と遊歩道の距離が近い。でこぼこの石畳と仄かな夕暮れ。
この時期のこの国には夕焼けはあまりないのかな? と感じる。

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聖ニコラス教会に向かっててくてく歩きます。通りの向こうに見えてきました。
ちなみに左側の石造りの大きな建物はショッピングセンター。いいなあこんな歴史感あるショッピングセンター…。

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こっちの方がショッピングセンターなのがよく分かるかと。左下の窓からマネキンの姿が覗いております。
歴史的な建物かと思いきや、普通にショッピングセンター。普通にスーパー。ベルギーはそういうのが多かったですね! いいことだ。

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そんなこんなで聖ニコラス教会の入口が近付いて参りました。周囲はクリスマスマーケットの屋台が立ち並んでいるので、ちょっとごちゃっとしちゃってますが、賑やかで雰囲気は良いですね。左側には小さな観覧車も。これはクリスマスだけなのかな? 常設なのかな?

で、本日最後の入場観光が、こちらの聖ニコラス教会となりました。早速中へ入る。

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天井高っ! と思ったのか、何故か真っ先に天井の写真を撮っていました。
聖堂の中ってどこもある程度薄暗かったりするところが多い気がするのですが、こちらは明るい印象の堂内でしたね。特に天井付近の淡い色合いのステンドグラスが綺麗です。窓が多いのかな。光が入りやすい構造のようでした。

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身廊からアプスを臨んで。やっぱり、高い位置のステンドグラスが優しい色使いで本当に綺麗! 原色寄りの濃い色合いも好きなのですが、こういう淡めの色のステンドグラスから入り込む光もやはり優しく明るくて、落ち着く感じがいたします。

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アプスや祭壇のアップ。
何故かこの後しばらく写真が斜めになり続けております。うむ…。

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白い円蓋形の天井も瀟洒でお洒落な感じ。優しい色使いのステンドグラスとよくマッチしています。

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やっぱり気になってアプスの天井付近のアップも撮っていた。
こうして見ると、淡い色使いのステンドグラスにも細かい模様が入っている様子。

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祭壇とパイプオルガンの写真。こちらの端正な印象のパイプオルガンはパイプオルガン界のイノベーター、カヴァイエ・コルの作品との由。

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祭壇を飾る見事な彫刻。複数の天使たちに取り巻かれている中央の方が聖ニコラスさんか? どうでしょうかね。黒い祭壇に、白い彫刻がとてもシック。

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祭壇の絵画のアップ。斜めってますが。この場面はどういうところなのかな〜。分からず…。
法王のような豪奢な装束の聖職者の方が地味な服装の誰かを押している? いや、腕を引っ張っているのかな。引っ張られている方は固辞してる感じですが。

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こういう伝統的な宗教的テーマを描いたステンドグラスも勿論あったよ!
建物や天蓋の装飾がかなり細かく描かれています。ステンドグラスの中に描かれている石造りの彫刻の凹凸も感じられるくらい。
ゲントのガラス職人、ヘルマン・ブロンディール氏の作品との由。


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posted by 綾瀬 at 14:46| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2018年04月28日

ベルギー旅4日目(21) 聖ニコラス教会を見学

前回の記事で入場した聖ニコラス教会内部の見学を続けます。

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お気に入りの明るく白く美しい天井と列柱。

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柱の付け根も撮っていた。太い。そりゃそうだ。これだけの建物を支えるんだから。

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これは多分チャペルに設えられていた祭壇かな。内陣の祭壇と揃いの体裁の、黒と白のシックで豪奢な造り。

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アップも。彫刻が本当に見事です。教会全体の内装の統一された雰囲気とか、すごく気を遣ってデザインされているように感じます。

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聖母子の旗?タペストリー?2連続。蔦模様の刺繍など手の込んだ品物。重々しい布製品が、厳粛かつゴージャスな雰囲気を弥が上にも盛り上げております。

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あと、これは気に入ってめっちゃ写真を撮りまくった紋章のパネルたち。
それぞれ意匠の異なる紋章がパネルにされて、至るところに掲示されまくっておりました。

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これはそのうちの一枚のアップ。教会にゆかりの家門や組織の紋章でしょう。
3頭の獅子。軍旗のようなものを手にした勇壮なデザインです。いかにも、古い(貴族=軍人であったような時代の)貴族らしい雰囲気を漂わせています。記されている西暦「1826」はわりと最近ですが。でもまだ、身分制度の時代か。

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それがこんな感じで、壁などにたくさん飾られていました。

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またちょいアップ。
上下とも、四方を沢山の紋章で囲った中央にメインのモチーフが位置する意匠のようです。
なんでしょうね。うちはこれだけ分家ありますよ、的な? 知らんけど。
しかし、紋章はどれも見れば見るほどお洒落で素敵です。うちにもこういうのが欲しいー! 紋章もらえるような功績は何もないけどー!! でも、日本の家紋もシンプルでいいですけどね。

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さてさて、こんな感じで聖ニコラス教会を後にします。
内装が凝っていてお洒落で、シックだけどゴージャスで、明るくて瀟洒な印象さえある教会でした。外観はちょっとゴシックっぽさもあって重厚な感じもしますが。
聖ニコラス教会といい聖バーフ大聖堂といい、こんなにも豪奢な教会がバシバシ建てられているなんて、ゲントという街が中世の昔においてどんなにか先進都市として豊かな経済力を誇ってきたか、その面影が偲ばれます。
ギルドが大きな権力と財力を握っていた時代、とても興味があります。まあ自分がもしギルド全盛の時代に生きていたとして、多くのギルドには女性は参加できないでしょーが…。でも、街が豊かであれば、庶民の生活もさぞや活気のあるものだったでしょうね。


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posted by 綾瀬 at 16:01| Comment(0) | 16年12月ベルギー