2017年09月07日

ベルギー旅3日目(13) 地下への潜入

サン・ミッシェル大聖堂には地下遺構が残されておりまして、有料(2€だったかな)で見学することができます。
地下へ入るところの入口がなかなか雰囲気があって(要するにコワイ)、ちょっとためらってしまったのですが、家族連れが入って行かれたのでその流れに乗って(?)わたくしもそそくさと後についていくことに。

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入ってすぐはこんな感じ。わたくしが勝手に後をついて行っているご家族が前方に。
それはさておき左側が地下遺構の部分ですね。ちゅーか地下遺構の中に見学通路が通されております。何百年か昔に当時の職人の方々が築いたもののすぐ近くを歩けるなんて素敵。
かなりしっかり残っていますし、石組も整然としています。技術の高さが窺えます。

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もう少し奥へ進むと開けたスペースへ。
中央部分は特に古い箇所になるかと。焼いた煉瓦の色が今もくっきりと。

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同じ場所を別の角度から。
頑強な造りの土台ですねぃ。土台だから当たり前ではあるんだけど…。

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見学の補強となる資料の展示もありました。
これは土台のアップですね。目視だと遠くて分かりづらいところもパネルのおかげでくっきりはっきり。
以下、撮らせていただいた資料たちも交えて。

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初期の大聖堂の姿(たぶん)を描いた何か。の、写真。何か、は何だろう。どっかのレリーフだろうか。

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何かの絵。落書きでしょうか。それとも真面目な下書き的なものでしょうか。
不明。ただ、限りなく落書きに見える。特に上のやつ。
違ったらすみません。

ちなみに昔平城京跡に行った時、敷地内の博物館の中で当時の労働者や下級役人の描いた落書きとか、呪いのヒトガタとか見ました。落書きはかなり絵上手でしたよ!
平城京跡公式サイト
落書きや呪いのヒトガタに興味のある方は平城京跡へ是非!

ベルギーの話に戻ります。いや、落書きっぽいなーと思って平城京の楽しい思い出を思い出しただけなんだけど。

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更に遺構。多くの石材を用いて頑健に作られています。

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初期の大聖堂の見取り図と実際の遺構の対比。
青く色のついている身廊の部分が丁度この辺りに相当するものと思われます。

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少し崩れてしまっている方も。建物の中でも特に外側の方の部分ではないかと。

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こちらは結構残っている。
外側の部分が向こう側に見えているから、よく残っているのは内側の部分みたいですね。

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通路と展示されている資料たち。

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実際の発掘作業の際に撮影された写真も展示されていました。こうして見ると遺構の規模の大きさが一目瞭然です。

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少し丸みを帯びた石壁。内側は礼拝堂的なスペースだったのかな、などと勝手に想像。

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円形部分を正面から。

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実際の発掘写真。デカい。重機のない時代によくこんな大きな石材を利用して建物を作れたものだと思います。
工夫と、人々の協力によって成し遂げられないことはないんだなあ。
はあ。
仕事で無理難題を言われ、断り、それを叱られ、「足らぬ足らぬは工夫が足らぬかよチッ考えるのは偉い奴らの仕事だろクソックソックソッ」とか思う自分の狭量さを改めたい所存。何の話か。
仕事における課題は、実際は工夫じゃなくて体力と根性で何とかしてるよね。知性も理性もマイナスに突入してるよね。そういう働き方はよくない。改善せねば。
いよいよ何の話か。


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posted by 綾瀬 at 21:14| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2017年09月14日

ベルギー旅3日目(14) 地下からの脱出 からのムール貝を食べるのだ

さてさて、前回の記事でサン・ミッシェル大聖堂の地下遺構を思う存分満喫しました。
お昼もとっくに回っておりましたので、ぼちぼちご飯に在り付きたい所存です。

ちょいとその前に。

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以前の記事でもちらっと触れましたが、サン・ミッシェル大聖堂はベルギー王室ともゆかりの深いカトリック教会でして、入り口近くにはこんなふうに、聖職者の方々と王家の方々のお写真が飾ってありました。

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こちらは多分国母のパオラ王妃(前国王アルベール2世妃)かと思います。
お若い頃は絶世の美女として欧州中に名を馳せたお方だったとか。イタリア貴族の令嬢で、アルベール前国王が即位前、リエージュ公だった時代に出会われ、ご結婚なされたそう。
イタリア貴族のご出身ですが、おばあさまがブリュッセル出身だそうで、ベルギー人の血を引く初めてのベルギー王妃でいらっしゃるとのことです。

王家の写真が飾ってあるっていいな〜と何となく感じます。

さて。
その後は地下鉄に乗って一旦ホテルに戻ることにしました。疲れたので休憩したかったのだ。

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地下鉄の構内。割りと明るくて、人も多くて、あんまり嫌な雰囲気はありませんでした。車両は普通の古い電車の車両…って感じ。

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さっき間違って入り込んでしまったセントラル駅。今度はちゃんとここから目的地のDe Brouckere駅(読めない)へ移動できましたよ。

そんでホテルへ戻ってちょっと休憩してトイレなんかも済ませ、再始動。

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じゃん!
日本人観光客の90%が訪れるという(綾瀬調べ。勿論適当)老舗ムール貝専門店、Chez Léonへ行ってみました。

ムール貝の蒸したの500g(よく考えたらこの料理の正式名称が分からない。ムール貝のバケツ蒸しとでも言いましょうか。白ワインで蒸しているやつは酒蒸しでいいと思うけど)・フリッツ・ビールがセットで16ユーロくらいのお手軽セットがあったのでそれにしました。メニューを見ていると、ムール貝のバケツ蒸し(仮称)ひとつとっても色々味の種類があったのですが、セットに含まれているのはもう味付けが決まっていて、セロリと玉ねぎとバターを一緒に蒸した王道のものでした。

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まずはビールが来ましたよ。
実は私は下戸なのでお酒が飲めません。。。なのでソフトドリンクに変えてもらおうかとも一瞬思ったのですが、折角ベルギーに来たのだから一度くらいはやっぱりおビールをいただかなくては!

ということで、ちびちびとビールを賞味。苦みやえぐみのない、すっきりと軽やかに飲みやすい味でした。
あと麦酒というだけあって麦のいい匂いがするぞ…するぞ…と思っていましたが、それは多分席の隣がこんな感じで。↓

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パンの小麦の匂いだったのではないかと思われる次第。

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店内はこんな感じ!
何だろう、敷居の高くない、気安く入れるお店だと思います。店内にもぴかぴか輝く電飾や、沢山飾られた写真やコミック調の絵など、独特の雰囲気が楽しいです。

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来たぞ!! ムール貝のバケツ蒸し(仮称)、フリッツ、付け合わせのパン。殻入れの容器もちゃんと提供してくれます。フリッツとパンで炭水化物on炭水化物。いやそんなことはどうだっていい。ムール貝のバケツから漂ってくる何ともいい香りに最早夢中です。
セロリ、玉ねぎ、バター…最高だな!!

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ムール貝様のアップ。今思い出すだけでもめっちゃお腹減る。よくスープを吸っていて、噛むとセロリ・玉ねぎ・バターの味がじゅわっと広がって、一度食べ始めると無言でひたすら食べ続けてしまう。一口食べると、早く次の一口が欲しくなる。魔性の食べ物。

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続いてフリッツ様のアップ。フリッツ様は自分で味付けするタイプです。適当に塩を振るとよい。揚げたてアツアツでこれも美味しい(*'▽')

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ムール貝500gって結構多いんじゃ…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、殻込みの重さだし、あっという間にぺろっと食べてしまいました(ちなみにセットでないアラカルトのムール貝一人前は800gでした)。バターで蒸してるけど、脂っこくない。
日本人なので、残ったスープにご飯を投入しておじやにしたいと切に思いました。パンをつけて食べても勿論美味し(*'▽')

やはりベルギーに来たからにはムール貝は欠かせませんな!
とってもとっても美味しかった♡ また食べたい♡
そしてChez Léonには勿論このバケツ蒸し(仮称)以外にも色々なムール貝料理があったので、次にベルギーに行けることがあったら何日か通ってバケツ蒸し以外のお料理もいただきたいものです。

この後もずっと思っていたのですが、ベルギーは食べ物が何でも美味しいです!
文化的にはフランス料理の影響を受けているということですが、ソースやスープの味付けももちろん美味しく、かつ素材の味もしっかり感じられるお料理が多くて、私は大層気に入りました。
勿論人の好みは色々ですが、旅行先として料理の美味しい国を検討されている方にはベルギーはかなりおススメです。


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posted by 綾瀬 at 13:31| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2017年09月19日

ベルギー旅3日目(15) わんこストーキング ばいばいブリュッセル

さて、美味しいムール貝でお腹も満たされましたので、そろそろ出発しなければなりません。ブリュッセルは本日が最終日です。次に向かうのはベルギーの奈良と例えられる(こともある)ゲントという古い町です。

美味しいご飯を食べさせてくれたChez Léonを泣く泣く後にします。因みにお店を出る時、押せばいいドアを必死で引きまくってしまい、何故開かない???と混乱していたら外を通りかかった上品なおばさまが笑いながらドアを開けてくれました。馬鹿丸出し! 恥ずかしいー!! ドアの開け方も分からないサルめが…って脳内ナレーションしちゃったよ!

おばさまの助力を得て、荷物を預けたままのホテルへ一旦戻ります。
↓ホテルへ戻る道すがら、遭遇したもふもふの犬(*´ω`*)

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かわいい(*´ω`*)

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わんこのストーキングを続ける。

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更に後をついてゆく。

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カ・ワ・イ・イ!!!
でもこの辺りで別々の道に分かれてしまったのでバイバイなのでした。

さて、ホテルへ戻り荷物を受け取って、地下鉄でブリュッセル中央駅へ移動です。

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地下鉄で撮った写真。明るい構内ですね。ゴミも落ちておらず、綺麗です。

そんでもってその次は、ブリュッセル中央駅からIC(都市間急行)でゲント駅まで移動です。
ベルギー旅行の最終日、空港に向かうためにブリュッセルに戻りますが、戻るというか通過するだけで、街中を散策する時間はなさそうです。
行きたい場所、本当は他にもいっぱいあった。全然見切れてない。勿論他に食べたいものもいっぱい…。

もっとブリュッセルにいたかった。綺麗で楽しい街だったし、皆親切だったし、店はお洒落で食べ物は旨い!

でもしょーがない。見たいもの全てを見尽くせるほど人生は悠長ではない…残念なことに。
だけどまたどこかで機会を作って、戻ってくることもあるかもしれないしね。
ばいばいブリュッセル、また今度!


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posted by 綾瀬 at 23:05| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2017年09月23日

ベルギー旅3日目(16) はろーベルギーの奈良ゲント!

ブリュッセルを後にし、ICでゲントへやって来ました! しかーしゲントは英語読みなので、現地ではヘントと呼んだ方がスムーズだった気が。ゲントというと一瞬間が空いたり空かなかったり…、英語読みだということに気付くのが遅い鈍感なわたしでした。はあ。まあでも観光客が気にするほどのことではないと思うけど。

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すごくない? 思わず見惚れるわ! こんな綺麗な装飾! これ、ゲントの駅舎なのです。

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こっちも。

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おおお…おお……、駅舎がこんなに綺麗だなんて! まるで美術館のようです。石造りの重厚さも雰囲気満点で、ここだけで相当観光できる。

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因みにホームに向かう方はこんな感じ。こっちは普通。ゲントは結構大きな駅で、ホームが沢山ありました。分別のごみ箱も完備されてるね。

実はこの時、結構いい時間でした。いや、時間的には決して夜更けってわけではないのですが、なにぶん冬のヨーロッパは日没が早い! ベルギーは、海を渡ればもう北欧って感じでわりと北の方なので、特に日の短い方の国だと思います。
ブリュッセルを出た辺りで既に日暮れて薄暗くなりつつあったのですが、ICに乗っているうちにどんどんどんどん暗さは深みを増し、ゲントに着いた頃には外は既に真っ暗!!
ゲント駅はブリュッセルとは違って街の中心部からは少し離れていて、周囲にはあんまり何もない感じです。
皆さんトラムや徒歩などで中心地へ向かう模様。

ゲントで2泊お世話になる宿はGhent River Hotelです。このホテルも駅の周辺でなく街の中心地の方で(でもマルクトという本当の中心部からはちょっとだけ離れてる。徒歩の範囲内だけど)、なので私も当初はトラムで近くまで行って、そこから歩いていこうと思っていたのね。

でも私が頼みとする地球の歩き方には、ゲントのトラムの情報が詳しく載っていない、というか、頻繁に工事しているので詳しくは現地で確認してねといったノリでした。そのため現地でスーツケースを引きずってトラムの乗り場の方へ向かってみたのですが…そう…ブリュッセルでぐずぐずしていたため、上述の通りゲントに到着したころには辺りは真っ暗!!
街灯が全くないわけではないのですが、折角のトラム案内もよく見えません。見えてたところでオランダ語読めたかどうかは謎だが。いや、多分英語の表記もあったと思うよ。観光地だからね。でもとにかく何も見えません! 仮に日本語で書かれていたとしたって読み解くのが困難な暗さ!
ついでに地球の歩き方に書いてあった通り今もあちこち工事をしているらしく、なんかもーよく分からん。

右も左も分からぬ街に行くのに完全に日が暮れてから到着するなんて、大分危機意識が甘いです。ちょっと反省。

んで、めんどくさくなったので、タクシーですタクシー!! 雨も降ってきたしな!

タクシーの運転手さんは30代くらいの男性で、英語オッケーでした。私が英語ダメなんだけど。
んでもダメな私のかなり聞き取り困難な英語を聞き取ってくれて、無事Ghent River Hotelまで送り届けてくれました。スーツケースも下ろしてホテルの入口まで運んでくれて、親切丁寧な対応。

私はベルギーでも、その後のアイルランドでもシンガポールでも、今のところタクシーで嫌な目や怖い目に遭ったことは一度もないのですが、そうは言っても信頼して乗ったタクシーで犯罪に巻き込まれるなんて話はよく聞くことで、やっぱり真っ暗になってからひとりで知らない街へ行くなんていうのは避けた方が絶対いいと思います。何年か前には大学生の女性が、ルーマニアの空港からタクシーに乗って運転手に殺害されるという痛ましい事件もありましたし…。
と、そう思っているくせにその後も私は暗くなってからの現地着を繰り返しまくるのですが…。よくない。本当によくないぞ。

さて、Ghent River Hotelにチェックインしたのは18時くらいだったかなあ。

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お部屋はこんな感じ。ひとり旅ですがダブルのお部屋で、スタンダードクラスなのですがびっくりするくらい広かったです。
日本の安いビジネスホテルの2.5部屋分…下手したら3部屋分くらいある広さ。
写真からは広さはあまり伝わらないかもしれませんが、ひとりだと持て余すくらいのゆったりしたお部屋でした。写真撮ってないけどバスルームも広くてすごくゆとりがあり、あんまり細々と場所の節約に気を配らなくていいのが快適でした。

ただ、ちょっと音は響くかも。初日の夜、どこかのお部屋のテレビの音が結構聞こえてて、私は音がかなり気になるタイプなので、なかなか寝付けませんでした。あまりに聞こえるもんだからどこかドア開けっぱなしなんじゃないかと思って廊下見ちゃいましたよ。見た感じ、ドアは全部閉まってたみたいだったけど。
ま、私はかなり音に神経質な方なので、多少差っ引いて聞いてください。
音以外は広いし清潔だし、いいホテルでした。四つ星だしね。


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posted by 綾瀬 at 23:39| Comment(0) | 16年12月ベルギー

2017年09月30日

ベルギー 奇想の系譜展 へんてこだけど面白い

ベルギー 奇想の系譜展に行ってきたよ。という記事です。

この記事を書いている現在は既に展覧会の期間は終わってしまっているのですが。
2017年7月15日-9月24日まで渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで行われていた、ベルギー奇想の系譜展を見に行ってきました。

公式サイトはこちら
トップページの絵からしてインパクトがすごい・笑
大好きボス工房。

私のお気に入りのボスの工房の絵画やブリューゲルの版画が沢山展示されていて、とっても楽しい展覧会でした。タラ夫もいたし(着ぐるみじゃなくてネタ元の版画ね)。中近世の絵画だけでなく、近現代の絵画やオブジェクトもありました。

紹介したいならせめて期間中に記事を書けって感じですよね。すみません…。

本展覧会は、15世紀頃の中世末期にベルギーを中心として興った、写実的でありながらグロテスクでもある幻想的な絵画の系譜を現代に至るまで年代順に辿ってゆくというもので、ベルギー古典美術館でボスの変な絵(失礼)に魅せられた私は是が非でも行かねば! と勢い込んで若者の街SHIBUYAへと向かったのでした。

宇都宮と兵庫を巡回してからの渋谷だったので、近場でも開催してくれて嬉しいことこの上なし。宇都宮でやってたのは知ってたけど(そして渋谷でやるのは知らなかった)、ちょっと遠くて行けないなーとがっかりしていたので。

ま、それはさておき、「奇想の系譜」「へんてこだけど面白い」と謳うだけあって、キモカワだったりキモオモシロだったりな絵画が目白押しでした。

やはり白眉はボス。ボス工房。
公式サイトのトップページの絵でもある「トゥヌグダルスの幻視」は、ボスの生前にボスの工房で制作されたと思われる絵画だそうです。丸々本人の真筆ってわけじゃないのかもしれないけど、パッと見ただけでも相当にキモオモシロ。で、案の定相当気に入ってしまいました。公式サイトの「みどころ」に全体図があるので是非見てね。

中央に鎮座する、うつろな目のでっかい頭。きもっ。鼻から金貨・銀貨出てるし。キモくて目が離せません。好きってことさ。
そのキモい頭部の鼻から出てくる金貨銀貨の桶に埋もれてるのは堕落した「邪淫」な修道士や修道女たちだそうな。
桶の手前、サイコロに座りつつ悪魔にぶっすり刺されてるのは「貪欲」。
そこから右側に向かって、外側が白い球体の中にいて、無理矢理飲まされてるのが「大食」、その奥で刺されて死んでんのが「激怒」。大食の罰に無理矢理飲まされまくり、激怒の罰に更なる激怒によって報われ刺されて死ぬ。私も激しやすい性格なのでこーならないように気を引き締めようと思いました。まる。
その上の、赤い綺麗なお布団をかぶって天蓋付きベッドに横たわっているのが「怠惰」。悪魔たちに囲まれてます。私も朝起きて、会社に行かなきゃいけないんだけど行きたくなくて目ぇかっぴらいたまま起き上がれず今日会社休もうかなーって考えてる時はこんな感じ。我が身につまされることよ。
左側に行って、上の方、白い仮面のコミカルなちびに何か訴えかけられているのは「傲慢」。このちびの白い仮面は死者の面だそう。へえ。美人やら才女やらがその報いとして傲慢の罪を受けるというのは小町零落伝説、清少納言零落伝説とかと一緒で世界中どこにでもあるもんですね。
んで、「傲慢」のすぐ下、暗がりに倒れて蛇にまとわりつかれ、犬に体を喰らわれているのは「嫉妬」の罪を受けるアダムとイブだそう。

そんな感じで7つの大罪の要素を盛り込んだキモカワイイ絵。
画面中央、やや左下あたりの口がラッパになってる悪魔も可愛いし、でっかい頭のてっぺんで何やらご機嫌そうな様子で麦穂(かな?)を掲げてるフクロウぽいのも可愛い。その隣の白いのはよく分からん! が、キモオモシロイと思うよ。さらにその隣のおサルっぽいのも可愛いね。

この絵のことばっかり言ってるけど、他にも気に入った絵がいっぱいあった。
今まで、あまり近現代の絵画には目を向けてこなかったんだけど、気に入ったのが意外と象徴主義やシュールレアリスムで、もっと他にも見たい! って思ったんだよね。
気に入ったのはロップスの「聖アントニウスの誘惑」(おっぱいが見れる)、「舞踏会の死神」(おっぱいは見えない)、「娼婦政治家」(おっぱい有)や、デルヴォーの「海は近い」(おっぱい有)、アンソールの「ゴルゴダの丘」(嫌いな奴を絵に登場させて悪役をやらせた上にそいつの名前を実名で絵の中にデカデカ書く、因みに自分はイエス・キリストの役をやる、などのナイスプレー)、ヌンクの「運河」(廃墟の絵なのでエロなし)、「黒鳥」(黒鳥さんの絵なのでエロなし)、サードレールの「フランドルの雪」(フランドルのそらおそろしくなるような風景の絵なのでエロなし)などなど、おっぱいが見たかっただけなんじゃないかという気もしないではないのですが、綺麗なチャンネーの絵は好きなのだからしょうがない。
「海は近い」はポストカードも買った。お家で見たかったので。ポストカード、あまり買わない方だから自分でも珍しいなって思った。
でもチャンネーばかりじゃなく風景の絵も好きだよ。犬がいるとなおいいね。今回は犬いないけど。
あと、ベルギーで見そびれたクノップフの作品もいっぱいあって、とにかく満足! 充実した展覧会でした。

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お土産いっぱい買った。真ん中らへんやや左寄りの小さめのクリアファイルの絵が「黒鳥」です。綺麗なグリーン!
何故ベルギー製キッチンタオル(左上ね)まで買ったのかは、まあ財布の紐が緩んだということで。そしてマグネット4つも買ってるしね。いいの冷蔵庫に貼りたかったから。
右下で見切れてるのが「海は近い」のポストカード。この絵本当に素敵だった。私が大富豪だったらお家に飾りたい。でもきっと、飾ったら落ち着かないね。不安になる。シュールレアリスムですからねえ。でもレプリカでいいから欲しい。いいから、なんて言える身分じゃないだろーけど…。レプリカっていくらくらいするものなんでしょーか…。

素敵な展覧会の企画をどうもありがとうございました!

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posted by 綾瀬 at 00:37| Comment(0) | 雑記・その他